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マンモスの骨?

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サーフクラブでいちばん小さい2人、私とキーラ。「マンモスの骨」にぴったりはまりました(笑)

キャッスルグレゴリー(Castlegregory, Co. Kerry)への旅行中、サーフィンの合間に「マンモスの骨」を見に行きました。

昨年の旅行の際、ウォーキングに出かけた友人2人が、地元の釣り人から「この先に巨大な動物の骨らしきものがある」という噂を聞きつけて帰ってきました。
2人はその骨を発見出来ずに帰ってきたのですが、それを聞いた地質学者であり、本当は恐竜学者になりたかった(!)アンマリーが大興奮。早速出かけて行って骨を発見、「ウーリー・マンモス(Woolly Mammoth)の骨よ~」と大騒ぎで帰ってきたのでした。

話がどんどん大きくなり、いろいろな人が見に行った結果、どうやらクジラの骨らしい・・・ということになったのですが(笑)、アンマリーの「マンモスの骨だと思ったほうが夢があるじゃない」(←さすが恐竜学者を目指していた人だけあって、言うことがいいですね~)のひと言で、少なくとも私たちにとっては「マンモスの骨」ということになったのでした。

サーフィンで疲れていたのか、なぜか去年見に行くチャンスがなかった私。今年こそは!とアンマリーに連れて行ってもらいました。

キャッスルグレゴリーからマハリーズ(Maharees)方面へ車で10分程、村に車を停めて半島の先端へ歩くことさらに10分程。道中、海岸や、対岸のディングル半島の山々がとてもきれい。
景色に見とれながら歩いていると、海岸沿いの畑の脇に忽然と、まるで誰かがディスプレイしたかのように「マンモスの骨」が現れました。

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じゃ~ん。昨年と同じ場所にちゃんとありました

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海を背景にして、横から見るとこんな感じ。一体どこの部分の骨なのでしょう

地元の人たちにはよく知られたスポットのようで、あ~あのクジラの骨ね、と特に気にもしていない様子。
一体どうしてここにあるのかは、誰も明らかにしてくれませんが・・・。

お気に入りの「マンモスの骨」が今年もそこにあることを確かめて、ひと安心したアンマリー。数万年前(数十万年?)のロマンに想いを馳せ、春の夕方のウォーキングを楽しみながら戻ってきました。

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周辺の海岸は岩だらけ。地質学者のアンマリーといると岩の説明をたくさんしてもらえます

※「マンモスの骨」への行き方:キャッスルグレゴリーから北のマハリーズ方面へ車で約10分程、右手にSpillane's(バー&レストラン)を通り過ぎ、最初の曲がり角を左へ。ここがファハモア(Fahamore)の村だと思います。(オレンジの家が目印)
行き止まりになったら、周辺の民家にじゃまにならないよう車を止めて、半島の先端へ向かって歩くこと10分程。突端近くまで来たら下の写真のストーンウォールにかすかに作られた隙間をまたいで、海岸と反対側の草地に入ります。さらに半島先端の方へ歩いていくと、白い骨が忽然と現れます。(ニンジンや玉ねぎの畑が脇にあります)

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人が通るためにわずかに開けられた隙間。家畜が逃げないための昔からの方法です

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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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