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タイタニック号に載せるはずだった自動演奏楽器

この週末は家族旅行で河口湖畔のホテルへ。近くの「河口湖オルゴールの森」にタイタニック号に載せるはずだった100年前の自動演奏楽器があると聞き、見に行ってきました。

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フィルハーモニック・オーケストリオン、タイタニックモデル。1912年、ドイツのウェルテ社製。高さ3.1メートル、幅2.3メートル、奥行き1.2メートルという巨大な自動演奏楽器

1912年4月10日にイギリスのサザンプトン港を出航し、その数日後の4月15日未明に大西洋沖で海難事故に逢い、悲劇的な最後を迎えた豪華客船タイタニック号。北アイルランドのベルファースト(Belfast, Northern Ireland)で造船され、アイルランド南部のコーヴ港(Cobh, Co.Cork)を最後の寄港地として大西洋航海に出航しました。
(関連過去ブログ:タイタニック号造船の地ベルファーストタイタニック号の最後の寄港地コーヴ

タイタニック号のために特別に制作され、完成していたにもかかわらず船に搭載するのが間に合わなかった・・・ということで事故を免れたこの自動演奏楽器は、一等客室サロンに設置される予定だったそうです。
現在も現役で活躍しており、ここ「河口湖オルゴールの森」で日に何回か演奏が行われています。今日はちょうど先月から行われていたタイタニックフェアの最終日で、タイタニック号に焦点を当てた特別なショーが開催されていました。

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映像でタイタニック号の説明などのテロップを流しながらの演奏

自動演奏楽器とは機械で自動的に曲を演奏する楽器のことですが、19世紀後半から20世紀初頭にかけてヨーロッパの上流階級のために盛んに制作され、本物のオーケストラさながらの迫力の演奏を楽しんだようです。

この「タイタニックモデル」と名付けられたドイツ製のフィルハーモニック・オーケストリオンは、80名編成のオーケストラに匹敵する演奏が可能。映画『タイタニック』の主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」が演奏されるのを目の前で聞かせてもらいましたが、大変な迫力でした。
一体どういう経緯で河口湖にあるのか、それが不思議ですが(笑)。

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館内に飾られていたタイタニック号の写真など

ちなみにこの「オルゴールの森」、他の展示も予想以上に楽しめました。19世紀から20世紀の貴重なオルゴールや自動演奏楽器のコレクションが素晴らしく、ただ展示してあるだけでなく説明しながら演奏して見せてくれるのでとても楽しかったです。

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19世紀スイス製、ドイツ・バイエルン地方にあるルードヴィッヒ2世が建てたヘレンキムぜー城のミニチュア・オルゴール・・・なんていうのもありました。奥行1m位の大きさで、開かれた箱の中のダンスホールで小さなお人形たちがくるくると踊ります(ホール奥にルードヴィッヒ2世の肖像画が飾られているなど芸が細かい)

この1泊2日の旅ではもう一箇所興味深い場所へも立ち寄ってきましたので、そちらはまた明日にでもご紹介させていただきますね。

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宿泊した湖畔のホテルからは富士山が目の前に拝めました

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アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。2000年よりアイルランド在住。アイルランドでの生活、ガイド業を通してのさまざまな体験を皆さんと共有できたら嬉しく思います。最近の趣味はサーフィンとバラ栽培♪

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