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トラモアに小泉八雲記念・日本庭園の計画

アイルランド南東部のトラモア(Tramore, Co. Waterford)に、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン・1850-1904)を記念した日本庭園が出来るそうです。

1850年、ギリシアのレフカダ島で生まれたパトリック・ラフカディオ・ハーン。本名の「パトリック」が示すようにギリシア人の母、アイルランド人の父のもとに生まれました。
両親が八雲が3歳の時に離婚したため、父方の大叔母ブレナン夫人に養育され、19歳でアメリカへ移民するまでダブリンに暮らしていました。(古い記事で恐縮ですが、ご興味あればこちらをどうぞ→小泉八雲とダブリン

トラモアは八雲が子供の頃、ブレナン夫人に連れられて夏の休暇を過ごしに来ていた思い出の場所。
海辺のリゾート地ですが、私たちサーファーには「T-bay(=Tramore Bay)」として知られるサーフ・スポットのひとつでもあります。

この日本庭園造園計画は、2012年9月に八雲のひ孫さんにあたる小泉凡さんがトラモアを訪れたことがきっかけとなったようです。
また、昨年の安倍総理のアイルランド訪問と、ケニー首相の日本訪問の成果の表れでもあるとも考えられています。

庭園はトラモア・ハウス(Tramore House Gardens)という19世紀後半のカントリー・マナーハウスの敷地内に造園されるのですが、ここにはすでにビクトリア時代に作られた既存の庭園があり、長い間放置されて荒れ果てていたものを、観光庁の庭園復興プログラム(The Great Gardens of Ireland Restoration Programme)により整備・復興したばかり。
園内の斜面になっている部分を利用して、中心に水の流れる日本式庭園に改造する計画だそうです。

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完成予定図。ちょっとお城のお堀みたい・・・(3月11日付・Irish Timesより)

日本庭園のテーマは「West to East(西洋から東洋へ)」。
みなしごで育ち、辛いことの多かったアイルランドでの少年時代から、日本で心の平穏を見出し、自己実現を達成していく。そんな小泉八雲の「旅」を表現したテーマとのこと、興味深いですね。

総費用50万ユーロのうち、日本が約4万ユーロ(600万円)負担。造園工事は来月から始まり、2015年3月に完成予定だそうです。
来年はトラモアで、サーフィン&日本庭園見学が出来そうで今から楽しみです♪

※トラモアに関する過去ブログ(すべてサーフィン関連ですが・・・):サーフ・キャンプのボランティア今年もサーフ・トゥー・ヒール!(自閉症の子供たちのサーフ・キャンプ)T-Bayにて... The early bird catches the WAVE!

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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。
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