
クリスマスの夜。窓辺のキャンドルとイエスの生誕シーン♪
今年のクリスマスは、友人ロレイン(Lorraine)のご実家でご両親や兄弟姉妹と一緒ににぎやかに過ごさせていただきました。
ロレインの実家はダブリンから車で2時間、アイルランド北西部に近いカウンティー・リートリム(Co. Leitrim)の小さな村にあり、お父さんは農場を経営しています。
初めてお邪魔したのですが、ロレインからご家族のことや子供時代のエピソードをいつも聞いていたので、なんだか物語の登場人物やその舞台を訪れるような気分(笑)。ロレインのご両親も同じだったようで、「いつもあなたのことを聞いていたから初めて会う気がしないわ~」とおっしゃってくださり、居心地よく過ごさせていただきました。
クリスマス・ディナーはロレインのご両親と兄弟姉妹にいとこさんの加わり、計8名で楽しくいただきました。

野菜はターキーもすべて地元リートリム産。ターキーのスライスが見えなくなりそうなくらいのどっさりのマッシュポテト!
ご家族でわいわい、とってもカジュアルな雰囲気のクリスマス・ディナー。犬・ネコなど動物好きのロレインですが、ご家族も犬・ネコの話でずっと盛り上がっていました(笑)。
クリスマス・ディナーにはターキーに加えてハムがあったり、付け合せに芽キャベツがあったり、ターキーにクランベリー・ソースをつけて食べたりするのですが、ロレインのお宅ではそういったものは一切ありませんでした。他所から入ってきた新しい習慣のない、アイルランドの農村地方での昔ながらご馳走・・・といった感じ。
食卓にはバター(マッシュポテトにのせるとよりおいしい)とブラウンソース、ケチャップが並んでいたのがとってもアイリッシュ。
ターキーのスライスをみんなでおかわりしていただき(お肉がすごくやわらかくて、とってもおいしいターキーでした!)、デザートはロレインの叔母さん手作りのシェリートライフル。
おそらく過去に食べたシェリートライフルの中でいちばんの美味しさ。食べるのに夢中で、写真を撮るのをすっかり忘れました(笑)。
ディナーは午後3時からいただいたので、夜になってみな小腹がすきだし、ターキー・サンドイッチを作って食べていると、お母さんが大小さまざまなサイズにスライスした手作りのポーターケーキを出してくれました。お腹のスペースに合わせて好きなサイズを選んで・・・と(笑)。
ポーターケーキとはアイルランドの伝統的なもので、ドライフルーツの入ったギネスビール入りのずっしりしたケーキ。ロレインのお母さんはクリスマス・プディングの代わりにポーターケーキを焼くのだそうです。

もうお腹いっぱい・・・と言いながらも、あまりのおいしさについつい手が出てしまいました
リビングにはスタンレーのクッキング・ストーブがあり、時々鍋がのっていたり、ティーポットがのっていたり。お父さんが時々、石炭や泥炭をくべていました。

田舎の家によく似合います。ちょっと古い記事ですが関連ブログはこちら→
アイルランド製のストーブと10年間変わらないもの?
キッチンの上の飾り棚には古めかしいブルーウィローの大皿を発見。ここのお宅、探せばお宝がいろいろありそう・・・
夜はみんなで映画を見たりして、のんびり。外は満点の星空、昨日まで吹き荒れていた嵐のような風も嘘のようにおさまり、アイルランドの田舎での静かで平和なクリスマスの夜でした。

クリスマス・ディナーの食卓にも牛乳とギネスが!お父さんはギネスを、ロレインの2人の弟は牛乳を飲んでいました。(2人とも30歳以上!)一人辺りの牛乳消費量がEU一(おそらく世界一)のアイルランド、一日に一人平均500ml飲む計算になるのですが、この食卓を見ればうなずけますね・・・
- 関連記事
-
コメント