
快晴&絶景の本日のスリーヴリーグ!
ベルファーストから始まったアイルランド北部での旅番組のロケですが、本日無事に終了しました。
旅のクライマックス&最後のロケ地となったのは、アイルランド北西端に位置する高さ300メートル(山頂は600メートル)の崖の名所、スリーヴリーグ(Sliabh Liag, Co. Donegal)。
300メートルという高さは、海食崖(かいしょくがい=海岸沿いにある崖)としてはヨーロッパ一です。
実はこのスリーヴリーグの絶景ぶりを撮影するために、ここ数日ふもとから毎日通っていた私たち。
変わりやすい天候のちょっとした合間をねらっては、多い時は日に3度、崖に至る細いくねくねの急坂をヒツジにぶつからないようにハンドルを切りつつ行ったり来たりしていました(笑)。
この時期は海水と空気の温度差により霧が出やすく、山頂の雲&霧が晴れるのはなかなか難しいのですが、今日はほんの短い間、雲間から山頂が顔を見せてくれて、カメラさんがその習慣をバッチリ撮影してくださったようです。

巨人のテーブルと椅子…と呼ばれる岩。この辺りは常に波がくだけて水しぶきが飛んでくるのですが、ここ数日間、まるでカメラにポーズをとってくれているかのように海も風も静かでした

崖の反対側に見える湖
季節やその時の気象条件で、来るたびに違った表情を見せてくれるスリーヴリーグ。青空も嵐も虹も、このこれまでいろいろな様子を見てきたスリーヴリーグですが、今回は霧との闘いでした。
今日はきれいにその姿を見せてくれた崖も、昨日はこんな様子だったのです。

まるで湯けむりのごとく・・・(笑)
崖の迫力を番組で紹介するため、昨日はボートに乗って海からも崖を撮影。
船長のパディには数週間前からボートを準備してもらっていたものの、海が荒れたらどうしよう~と心配していたのですが、これまた11月とは思えないくらい静かな海で無事に撮影に成功。

ボートが断崖に近づく様子を撮影するカメラマンのK村さん

高さ600メートルの山頂を指差してイエ~イ!ディレクターのK山さんと
変わりやすいお天気に翻弄されながらも元気に楽しくお仕事してくださったスタッフのお二人に感謝。
この迫力満点の絶景が日本のTVで紹介されるのは年明けとなるようです。番組詳細が決まり次第、お知らせいたしますね。お楽しみに♪
※注意:スリーヴリーグのビューポイントへ行く道路は近年かなり整備されたものの、未だにかなりの急坂&道が悪いので運転には注意が必要です。車がない場合は、公共の交通機関はふもとのCarrickまで(Bus Eireann)。村のスーパーマーケットやパブでタクシーを頼んでビューポイントへ行くのがいいでしょう。冬場は天候が変わりやすく急に霧に覆われることも多々ありますので、くれぐれもご注意ください。大型バスは行くことができません。
※ちなみに夏のスリーヴリーグの様子はこちら。過去ブログ参照→
海から眺めるスリーヴリーグ/
真夏のスリーヴリーグ(南ドネゴール)
- 関連記事
-
コメント