
コークに来たらギネスではなくて、やっぱりマーフィーズ!
ドキュメンタリー番組のロケもいよいよ大詰め。ダブリンを離れ、キルナマートラ(Kilnamartyra, Co. Cork)というウェスト・コークの小さな村に来ています。
昨晩、
ダブリンでチビッ子ボクシングの試合を撮影してからウェスト・コークへ移動してきたので、すっかり夜も更けてから到着。翌日の撮影のために村の近くに住むご一家を訪ねたところまでは良かったのですが、その帰り道、それこそ周りに何もないような暗闇の中で村までほんの5分の道なのに迷いに迷ってしまいました。
くねくね道(しかもものすごく急な坂道多し!)をさんざんぐるぐるした挙句に、ようやく村に到着。まず目に入ったのはパブの灯り、一目散にその中へ飛びこんだことは言うまでもありません!

おそらく人口200~300人位の村だと思うのですが、パブは2件もあった!そのうちのひとつ、An Crois(アイルランド語で「十字」の意味)へ
キルナマートラは、アイルランド語を公用語として日常的に使っているゲールタクト(Ghaeltacht)に位置する小さな村。
一般的にゲールタクトはコネマラやドネゴール、ケリーなどアイルランド西海岸に多いのですが、ここはゲールタクトの飛び地とでもいいましょうか。キルナマートラを含む周辺4つの小さな村が、周囲の英語圏に囲まれながらも昔ながらのマンスター・アイリッシュ(アイルランド南部で話されるアイルランド語)を守り続けているのです。
私たちが飛び込んだこのパブでも、人々はみなアイルランド語で会話していました。

日曜日の夜にもかかわらず、パブはにぎやか。皆がTVを見ていますが、昨晩は今や国民的人気のダブリンのギャング・ランドを描いたRTEドラマ「Love/Hate」のシーズン4の最終回だったのです。最終回の視聴者数が100万人を超えた(!)と今日のニュースで話題になっていましたが、それもそのはず、こんな小さな村のパブでもみなが見ていたのですから…!
この小さな村のパブのマーフィーズのおいしいこと。
実はマーフィーズって、これまでどこで飲んでもやっぱりギネスにはかなわないな~、コクが薄いな~と、おいしいと思ったことが一度もなかったのですが、ここのマーフィーズはギネスにも劣らず絶品。
2番続けて通ってしまいました(笑)。
昨晩はまだ村での撮影開始前だったのですが、パブにいた人々の多くが、なんと日本のTVクルーが村に来ることをすでに知っていました。小学校の撮影をお願いしていたので、子供たちから噂が広まったのでしょう(笑)。
この、誰も知らないような小さな村がとても気に入ってしまったので、小学校での撮影の様子など昼間のキルナマートラ村も後日またご紹介したいと思います♪
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