
ノックナリ―の山頂を目指す友人のアンマリーとロレーヌ
先週、ゲールタクト(Gaeltacht=アイルランド語を日常的に使用している地域)であるイニシュマン(Inis Meain, Aran Islands, Co. Galway)に滞在していた時、「今日で夏は終りね」と人々がしきりに言っていたのですが、その日は7月31日でした。
ケルトの古い暦では5~7月が夏、8月1日からは秋になります。
8月1日はルナサ(Lunasa)と言いますが、実りの秋を迎えるにあたり、この日の前後に収穫祭を行いました。
その習慣から、今でも7月末~8月始めにかけてはアイルランド人の伝統的な夏休みシーズンであり、アイルランド各地でフェスティバルが多く行われたりもします。
さらに8月最初の週末は3連休のため、アイルランド各地の行楽地はとてもにぎやかになるのです。
私もこの週末は久しぶりに仲間とサーフィンに出かけ、そのついでに山へ登りました。ルナサの頃には山や丘など高いところへ登る風習があるのですが、季節のいい時期に野外でアクティブに過ごしましょう、という意図もあるように思います。

家族連れなどで山へ登る人がいっぱい
山登りといっても、登ったのはそれほど険しい山ではなく、スライゴ近郊のノックナリ―(Knocknarea, Co. Sligo)。中腹の駐車場からほんの20分程のハイキングです。
(過去ブログ参照:
女神の山・ノックナリ―へ登る)
お天気にとても恵まれた今年のアイルランドの夏ですが、古い暦の通り、やはり8月は秋の気配ですね。
どことなく空気の中に、真夏ではないものが混じっているが感じられました。

晩夏に咲くスカビオの花…
※ハイキングの出発点となる駐車場への行き方:StrandhillとBallysadareを結ぶR292の途中にある、「Knocknarea」のサインを海と反対方向へ。約1.5㎞走り、「Knocknarea Mountain Car Park」のサインを左へ入ると300m先に駐車場あり。
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