
古代の砦への道しるべ。デリナンの森にて
妖精探しの旅もいよいよ終盤、旅の最終目的地のケリー(Co. Kerry)に来ています。
アイルランドの伝説では妖精は地下を住処としており、人間たちが寝静まった真夜中にのみ地上に出てきて、円形の砦で宴を催す…と言われています。
妖精の痕跡を探してデリナン(Derrynane, Co. Kerry)の森をさまよっていたところ、思いがけず砦(リングフォート)を発見。

石造りの砦の中がトンネル状になっているのが、崩れたところから見られます

すっかり土に埋もれていますが、円形をよく残しています。砦を歩くときは反時計回りに周るのが決まり…です(逆回りすると妖精とぶつかって、連れて行かれてしまうので!)
このような砦はアイルランド各地に無数にあり、特に西海岸に数多く残されています。紀元前500年頃のケルト時代の特徴的な建造物。外敵から身を守るため、ここに逃げ込んだようです。
周辺には妖精の痕跡…らしきものが。

何故かもう実って熟しているブラックベリー。他の場所より半月ほど早い!お腹をすかせた妖精が魔法で実らせたのかも…

砦に出てくると思わせて、実はこんな羊歯の葉の陰に隠れていたりして…。う~ん、怪しい…
実はこの森には、妖精の手掛かりとされる特別な仕掛けがあるのです。
今日はその仕掛け人にインタヴューしたり、写真を撮ったり…と森を散策しながら楽しく過ごさせていただきました。
一体何があるのかは、雑誌が発売されてからのお楽しみ…です♪

森の奥深くへ入って行くカメラマン&ライターさん。この写真をよ~く見ていただくと、ちょっとだけがヒントが…(笑)
※デリナンの森へは、アイルランド解放の父ダニエル・オコンネルの家、デリナン・ハウス(
Derrynane House)の敷地の入り口から入ることが出来ます。
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