以前に、イラストレーターの赤池キョウコさんのアイルランド取材旅行をご案内させていただいたことがあります。取材内容はアイルランドのスピリチュアル・サイトめぐり。
その時の取材内容を収録した赤池さんの新刊が出版され、私のもとにも早速お送りいただきました。
「ヨーロッパスピリチュアル街道を行く!」赤池キョウコ著(サンマーク出版)当時ロンドン在住だった赤池さんは、2010年から2011年にかけて2度にわたってアイルランドを訪ねてくださり、ダブリン近郊のボイン渓谷とその周辺の不思議サイト、スライゴのイエーツゆかりの地やミステリアス・サイト、ドネゴールの景勝地などへご案内させていただきました。
探究心旺盛で、明るく面白い赤池さんとの旅はとても楽しく、思い出に残っています。
この本では第5章「ケルトと伝説の国探訪」がアイルランドでの取材部分。スピリチュアル・サイトめぐりの中に、ケルト神話やイエーツの詩もちらちら出てきます。
私のお気に入りの
聖キーランの泉や
ヤヌス像、そしてこのブログでもまだ紹介していな七不思議の村フォー・ビレッジ(Fore Village, Co. Westmeath)についても触れてくださっています。
漫画仕立てのイラスト本で、なんと私も漫画になって登場しています。ちょっと嬉しいかも(笑)。
(実物よりずっと可愛く描いてくださり、ありがとうございました!)
アイルランドの他には、フランスのルルド、スコットランドのフィンドフォーン、北スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラなどが紹介されています。ポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所の章は素晴らしいです。これが写真入りの記事か何かだったら強烈過ぎたかもしれませんが、優しいタッチの漫画だからこそここまで書いていただけたのかも。
また、単なる流行りのスピリチュアル・サイトに終始せず、戦争の歴史にも触れながら各地を訪ねておられ、赤池さんの平和への強い願いが伝わってきます。
すべて赤池さんご自身の実体験記なので臨場感あり、まっすぐで前向き、時にはユーモアあふれるお人柄が全編にわたって感じられる素敵な一冊。
昨今ちまたで言われる「スピリチュアルって何?」という根本的な問いも投げかけられいます。
赤池さんにはその後、スコットランド沖のスカイ島へ行きましょう!とお誘いいただいりしたのですが、お互いに予定が合わず実現せず残念でした。
また機会がありましたら、ぜひお目にかかりたい方のお一人です。今後も益々のご活躍を!

W.B.イエーツも詩に詠んだロセス・ポイント(Rosses Point, Co. Sligo)にて赤池さん(右)とご一緒に(2011年2月撮影)
※赤池キョウコさんのオフィシャル・サイトはこちら→
KYOKO'S COSMOS
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