今回、
アランニット本の取材・撮影で写真を担当してくださったのは、近頃アイルランドのお料理本を出版され、お料理講習会や公演などで日本全国でご活躍中の松井ゆみ子さん。

今年初めに出版されたゆみ子さんの力作
「家庭で作れるアイルランド料理」(河出書房新社)、大好評発売中です。今回お会いした時にサイン入りでいただきました。わ~い
ゆみ子さんとは以前からお友達させていただいていたものの、お仕事をご一緒させていただくのは今回が初めて。(ゆみ子さんにちなむ過去ブログ:
松井ゆみ子さんと「おいしい毎日」!/
ニューブリッジのゆみ子さんと)
アイルランドをこよなく愛する手腕の編集者&ライターのKさんを筆頭に女子3名、毎日笑ってばかりの、それはそれは面白おかしい取材旅行でした!
こちらのゆみ子さんのお料理本、お料理作り・撮影・執筆とすべてお一人でこなされたそうです。スゴイ。そしてレシピは極力シンプルに…ということで、日本にある材料でアイルランドの素朴なキッチンが気軽に再現できるよう工夫が凝らされています。
アイルランド食事情・生活事情に精通したゆみ子さんならではのコラムも楽しく、写真を見ながら読むだけでも楽しい。(…いやいや、そのうち作りますから、ゆみ子さん!)
通りいっぺんの伝統料理本とは違い、ゆみ子さんならではつっこんだ内容が含められているにも注目。第5章の海藻料理がそれです。
海藻。これこそまさにアイルランド伝統の食材でありながら、海沿いのごく一部の地域でのみ食されていて全土に普及せぬままにすたれかけ、それが昨今の健康食ブームで再び脚光を浴び注目されている…という、古くて、しかも新しい、アイルランドの伝統のひとつなのです。
数年前にアイルランド国内で出版された海藻の決定版とも言える本の編集に加わったというゆみ子さんは、今やアイルランドの海藻博士。(こちらのWeb siteより購入可→
Irish Seaweed Kitchen)
私も以前からカラギンのデザートに執着(過去ブログ:
アイルランドの珍味カラギン・プディング)、周囲の健康志向のアイリッシュの友人の中には海藻を使ったクック・ブックを愛用している人もいたりと、今や海藻はアイルランドでは身近な話題なのです。
今回のニット本の取材中、「抹茶アイスクリームを自宅で作りたいのよね~」ともらしたところ、「市販のメレンゲを使って簡単に作れるわよ。お料理本に載せてるよ~」とゆみ子さん。
見てみると、なんと「のり&抹茶のアイスクリーム」のレシピがそこに! 作り方も今すぐにでも出来ちゃうかも、というくらいに簡単で、おいしそう。
アイルランド料理の定番もすべて網羅しています。アイリッシュシチューやギネビーフシチュー、シーフードチャウダー、シェパーズパイ、ソーダブレッド、スコーンにアップルタルトに…数え上げているだけでお腹がすいてきました(笑)。
アイルランドのおいしいもの満載のゆみ子さんのお料理本、アイルランド好きな方はすでにお手に取られていることと思いますが、まだの方がいらしたらぜひぜひお勧めです!

楽しかったアランニット本の取材旅行中のショット。イニシュマーンにてゆみ子さんとKさんと一緒に。このお2人、知識豊かで仕事もバリバリな才女であると同時に、実はかなりの「ゆるキャラ」。一緒にいると時々ずっこけそうになります(特にゆみ子さん…笑)。Kさんいわく、この3人のユニットでこれからもオモシロ・アイルランド本をどしどし出版する予定…とか。あ~、次のお仕事の機会が今から楽しみ。今後もよろしくお願い致します♪
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コメント
仙田
この本、しばらく前に代官山TSUTAYA(おしゃれスポットの本屋です)でみつけて買いましたよ!アイルランドとつくものはひととおりチェックする習慣が抜けません(笑)。
今年は仕事の都合上でアイルランド行けなさそうなので(涙)、なおこさんのblogでアイルランドの風を感じたいと思います。次にいくときも、またガイドお願いしますね!
2013/07/03 URL 編集
naokoguide
やはり、アイルランドにアンテナを張っている皆さんはすでにご購入済みですね、さすが!素敵な本ですよね。
そうですか、今年はお会いできず残念。またお目にかかれる日を楽しみにしていますね。いつもブログ見てくださり、ありがとうございます♪
2013/07/03 URL 編集