まるでおとぎの国かのように美しかったイニシュマーン滞在中、私たちが宿泊したのはこちらのB&B。
An Dún Bed & Breakfast and Restaurant (アン・ドゥーン)
Inis Meáin, Aran Islands, Co. Galway.
Tel: +353 (0) 99-73047
宿泊施設が数件しかないイニシュマーン。限られた宿の中でもアン・ドゥーンは常に人気があり、夏の間は全5室がすぐにいっぱいになってしまいます。以前に滞在した時は満室で泊まることが出来なかったので、今回は念願叶っての宿泊でした。

最上階のトリプル・ルームを贅沢に2人で使わせていただきました。屋根裏、大好き♪(写真の右端に映っているレトロなラジオに注目!全室にこれが置かれているのです)

こんなに大きなダブル・ベッドで広々。木の内装に合った温かな色合い

B&Bの入り口近くにあったこんなコーナーも素敵。B&Bと言えどもカテゴリーとしてはゲストハウス級です
そして、どのお部屋からもイニシュマーン独特の石積みや海を眺めることが出来ます。

まるで自然の絵画を眺めているかのよう。宿の至るところの窓からこういった景色が見えるので、室内にいながらイニシュマーンの自然の景観の中に一体となっているかのような錯覚を覚えました
ロケーションも抜群で、小さな島のメイン・ストリート(?)と思われる場所にあります。
作家
ジョン・ミリントン・シング(John Millington Synge)が滞在した歴史的なコテージがお隣りに、B&Bの名の由来となった古代の砦(Dún=石の砦)はB&Bの建物を見下ろすかのように向かいにそびえています。

砦への登り口はB&Bの真向かい。ここから徒歩2~3分で砦に立つことが出来ます

B&Bの前は島のメイン・ストリート。教会の建物が見えています。なんだか1970年代にタイムスリップしたかのような…
夏の間は宿のレストランで3コースのディナーもいただくことが出来ます。(宿泊にディナー込みで予約可)
野菜は自家製、地元産の食材を出来るだけ使った素朴なお料理はオーナー夫妻の手作り。

ビートルートのガスパッチョ。アイルランドにしては珍しく暑い日だったので、ぴったりのメニューでした

シンプルなビーフ煮込み。お魚のチョイスもありました(タラの類の魚のお料理でした)

デザートにはアイルランド西海岸の伝統的レシピであるカラギン・モス(天草類の海藻)のゼリーをチョイス。久しぶりに食べたカラギン・ゼリーはお腹にやさしい味でした(カラギン・ゼリーについては
こちらの過去ブログをご参照ください。古い記事で恐縮ですが…)
なぜかポーションが小さ目。アイルランドの田舎ではどっさり食事が出されることが多いのですが、ここでは洗練された「スモール・ピープル(Small people)=妖精・小人など小さな人々」用ポーションで、日本人にはぴったりかも。
よって、朝食時にはお腹はペコペコ(笑)。

手作りの(奥から)スコーン、マフィン、ブラウン・ブレッド。どれも食べとまらないくらいにおいしい!私はここのマフィンが特に気に入って、滞在中に何個食べたことやら…(笑)

目玉焼きも小さくて可愛い。ホウレンソウとベーコン&トマトを炒めたものが敷きつめられていました
日中はカフェも営業しており、宿泊客以外の観光客も立ち寄ってはお茶したり、ランチ休憩したりと、小さな島の集合場所となっているのでした。

カフェの看板も可愛い

暑い日でしたので、私たちもひと休み。なんと西の果てのこの島でおいしいアイスティーをいただき、気分はすっかりホリデー♪でした(紅茶の国アイルランドではアイスティーは長い間邪道で、本土でもつい最近になって見かけるようになったのですが…。イニシュマーンでアイスティーとは驚きでした)
このB&Bにはサウナも併設。今回は利用するチャンスがなかったのですが、次回はぜひトライしたいと思います!
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