
昨日早朝にベルファースト国際空港を出発した政府専用機。日の丸のジェットは次なる目的地・ダブリンへと飛び立って行きました
G8サミットの仕事が無事終了し、昨晩ダブリンに戻ってきました。
約1週間にわたるベルファースト滞在でしたが、政府専用機が到着してからの最後の数日間は本当にバタバタで、平均睡眠時間は2~3時間。誰もがもう眠いのを通り越して、完全にハイな状態になっていました。
今となっては笑えるハプニング満載の日々で、てんてこまいの裏舞台での逸話を集めたら、それだけで1時間のドキュメンタリー番組が作れそうなほど(笑)。
数あるハプニングの中でもいちばん可笑しかったのは、サミット開催中の真夜中に起こった爆発音事件。日本大使館の本部となっていたベルファースト市内のヒルトン・ホテルの表で大きな爆発音が聞こえ、警護に当たっていた警察官たちが一斉に音のした方へと移動し、しばし物々しい様子に。
まさか爆弾テロ?…と思いきや、音の犯人はなんと私たちのドライバーのひとり。車を発車させる際に何をどう間違ったのかエンジン爆発のようなことが起こったらしいのですが、よりにもよってあれだけ警備の厳しい時に、なんという間の悪さ。
私が(おそらく)総理官邸関係者に怒られた(!)事件も、その後スタッフの間で笑い話に。
安倍総理の記者会見が行われている真っ最中に、そうとは知らずにヒルトン・ホテルのロビーでドライバーにがんがん電話をかけて翌日の指示を送っていた私。
知らず知らずのうちに電話口の声が大きくなり、しんと静まりかえった館内全体に私の声がエコーしていたらしく、たまりかねたどなたかに静かにするよう注意されてしまいました。すみません…。
隣りにいた同僚は大爆笑、そう私は声が大きいのですが、電話口だとより大きくなるみたいです(笑)。

スタッフの皆さんとマーケットでランチ休憩中。ロンドン、パリ、地元ベルファーストから集められたスタッフ・チーム、楽しい皆さんのおかげで笑いの絶えない毎日でした
そういえば、安倍総理の姿をひと目カメラにおさめようと完全にパパラッチ状態で待機していた私たちに、総理が振り向いて手を振ってくれる…という一幕も。
おかげでカメラに映った総理の姿はブレブレになってしまったものの、「総理に手を振ってもらった!」とすっかりミーハーになり、盛り上がりました(笑)。
主にロンドンから大使館の皆さんが多く出向いておられたのですが、日を追うごとに顔見知りとなり、お話しさせていただくのも楽しかったです。
人が親切、食べるものもおいしい…と、皆さん、北アイルランドの滞在を楽しんでくださった様子。
宿泊したホテルのレストランにメッセージ・カードを置いていってくださった大使館員の方がいらして、レストランのマネージャーがひどく感激して見せてくれました。

きれいなカードに、シェフとスタッフへの感謝の言葉が添えられていました。お気遣いありがとうございます♪
サミットの仕事が終了し、なんだか大きなお祭りが終わったかのような気分。
間髪入れずに今朝から次の仕事に入っていますが、ハイな気分はこのまましばらく続きそう。ついでに睡眠不足も、キャッチアップするのに数日かかることでしょう(笑)。
※ロックアーン・リゾート(Lough Erne Resort in Enniskillen, Co Fermanagh)でのサミットの様子や、オバマ大統領のベルファーストでの演説の様子を集めたフォト・ギャラリーが
RTE Newsのサイト(6月18日)で見られます。
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