…というのはTVドラマの話(笑)。
今、RTE(アイルランド放送協会)で放送中のベルファーストを舞台にした犯罪ドラマ、「
The Fall」にはまっています!
RTEの番組紹介ページより
ベルファーストで起こった謎の殺人事件を解明するため、ロンドン警視庁より派遣されてきた美人刑事局長。彼女の指揮のもと地元北アイルランド警察が事件の解明にあたる…というストーリー。
事件を軸に警察側&殺人犯側のさまざまな人間模様が描き出されるのですが、美人刑事局長ステラ・ギブソン役を演じるのは「Xファイル」のジリアン・アンダーソン(Gillian Anderson)、そして平凡な私生活と殺人鬼の二つの顔を持つ殺人犯役はベルファースト出身のジェイミー・ドーラン(Jamie Dornan)という若手俳優です。
(ジェイミー・ドーランは数年前に公開されたソフィア・コッポラ監督の「マリー・アントワネット」でフェルゼン役だったようです。すぐには気が付きませんでした)
第2話が終了したところで「すっごく面白いよ~」と知人に聞かされ、RTE Playerで観てみると、予想以上に面白い!(見逃した番組も放送から22日間は
RTE Playerで観ることが出来るのです。おそらく、残念ながらアイルランド国内のみのようですが)
先日の第3話は放送時間30分前にはしっかり自宅に戻り、テレビの前に待機。普段はほとんどテレビを見ないのですが、久しぶりに楽しみな番組が出来て、実は結構ドラマ好きだったかも…と思い出しました(笑)。
見慣れたベルファーストの景色が出てくるのもなんだか親しみがわきます。ピース・ライン、ジョージ・ベスト空港、旧裁判所、タイタニック博物館などがバックに出てきて、臨場感満載。
そしてドラマの登場人物はみな、ベルファースト独特の尻上がりのアクセントで話すのですが(犯罪者の子供のアクセントが特に可愛い~)、ジリアン・アンダーソンのみ顕著なイングリッシュ・アクセント。ロンドン出身のエリート・キャリア女性感をムンムン出しています。(殺害された女性の一人の名がフィオナ・ガラハー(Fiona Gallagher)というのですが、アイルランド人が「ガラハー」と発音するのに対し、ギブソン刑事局長は必ず「ガラガー」というのです・笑)
第3話が終了し、かなり精神的に病んでいる風な殺人犯も含め、登場人物の人物描写やバックグランドが深く掘り下げられてきて、ますます面白くなってきたところ。
今シリーズは全6話で完結ですが、視聴率が高いので第2シリーズも放送されることが決まったそうです。DVDになる日も近いかも…。
ベルファーストを舞台としたドラマ/映画といえば、かつでは北アイルランド紛争モノばかりでしたが、今回の「The Fall」はどこの街が舞台でも成り立つようなストーリー。
ようやくテロや紛争とは無関係のものが作られる時代となったのですね。
ちなみにギブソン刑事局長の肩書は英語では「ディテクティブ・スーパーインテンデンド(Detective Superintendent)」と言います。これがドラマの中で何度も発音されるので、すっかり耳に残ってしまいました(笑)。
放送はRTE Oneで日曜夜9時半~、BBC Twoで月曜夜9時~。最終回まであと3話。一体どんな結末を迎えるのか…楽しみです。
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コメント
Hana
私もハマりました、久々にこちらのドラマに!
いやあ、コロネーションストリートとかの延々と続いてるソープにはついていけない派なんですが、これは面白いです~。
2013/06/03 URL 編集
naokoguide
前回のエピソードでは、犯罪シーンが結構リアルになってきてちょっと怖かったですね…。
「Love Hate」は観てましたか?もしもこのドラマにはまったのであれば、「Love Hate」もお好きかも。ダブリンのギャングランドを舞台にしたRTEのドラマもので、すでに3~4シーズン終了してDVDも出ています。
数か月後に新しいシーズンが始まる予定。ぜひお勧めです!
2013/06/04 URL 編集