
なつかしい郷土の味「おやき」にダブリンで出会った…!
波予報がイマイチだった今週末は、サーフィンに行かずダブリンで過ごしました。
週末ブランチの定番、ダブリン生協のカフェ(
Dublin Food Coop, Newmarket Square, Dublin8)へ出かけてみると、今日は第2日曜日、フュージョン・サンデー(Fusion Sunday)の日。
(日曜日は曜日によって内容が変わります。詳しくは
こちら)
フュージョン・サンデーにはストールが軒並みちょっぴりエスニック(食べ物、ファション、ジュエリーなど)になり、マーケット内でいろいろな催しが行われたりします。
私が楽しみなのはやはりおいしいブランチなのですが、ここで数か月間に出会ったダブリン在住日本人のアズサさんが、なんとご自宅で育てたオーガニック野菜を使って、「おやき」を作って売っているのです!

アズサさんとおやき。写真左に映っているボードにはアズサさんとご主人のオーガニック菜園の写真が
ご存知の方も多いと思いますが、「おやき」とは私の育った長野県の郷土料理。
水で溶いて練り薄くのばした小麦粉などの皮に、さまざまな野菜類の具をあんにして包んで蒸したり焼いたりしたものです。
私の実家の方では野沢菜、切り干し大根、ナス味噌、かぼちゃ…などといった具がポピュラー。子供の頃はお友達の家に遊びに行くとおやき作りの上手なお母さんがいて、作ってくれたりしたものです。
そうえいば、小学校の家庭科の調理実習でもみんなで作った覚えが。さすが郷土愛の強い信州ならでは(笑)。
そんな郷土の味にまさかここダブリンで出会うとは思いもせず…。昨年夏にこの生協のマーケットでアズサさんの手作りおやきを初めて目にした時は、本当にびっくりしました。
アズサさん自身は長野県出身というわけではなく、自前の野菜で手軽においしく作れるもの…ということで研究されて行きついたのが「おやき」だったそうです。
長野県民の私が食べてもぼっちりホンモノの、おいしいおやき。なつかしい味にすっかり狂喜して何個も食べた私ですが、アイルランド人の友人たちも結構喜んで食べていたので、おやきって実はインターナショナルに好まれる味だったのかも。
以来、アズサさんのストールを目にするとおやきを買いだめして、自宅で冷凍して食べたりしていたのですが…。
今日久しぶりに見ると、なんとおやき以外のいろいろなメニューが充実。

うわ~い、おにぎりランチとお茶♪

お好み焼きも!ソースは自前、ベジタリアン仕様とのこと。おいしかったです♪
まずはおにぎりランチから初めて、お好み焼き、おやき…とひとつづつ制覇。その合間に友人たちとおしゃべりして、別のお友達のお店でショッピングして、そのうちにまた一人、二人と友達がやってきて、そうしたら友達の一人がたまたまアズサさんとお知り合いだったりして…。
おいしく、忙しく、なんとまあ社交的なマーケット!

マーケット内で踊りやら音楽やらの催しも。あとで聞いたところによると、今日はフュージョン・マーケット1周年記念で、特別にエンターテインメントが多かったようです

こちらはアズサさんのデザート。きなこドーナツと、豆腐とラズベリーのチーズケーキ!このチーズケーキが絶品!と食べた人が口々に言っていました。残念ながらお腹がいっぱいになってしまった+もたもたしていたら売り切れてしまい、きなこドーナツを一袋お持ち帰りしました。こちらもおいしかったです
このフュージョン・サンデーのマーケットには、食のみならず、ファッションも素敵なものがあります。その話は次回に。
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