
ずらりと並ぶチーズ、チーズ、チーズ…!
雑誌取材のクルーと一緒に、今日はダブリンでショップやパブめぐり。
アイルランドのチーズ専門店の老舗…的なお店、シェリダンズ・チーズモンガ-(
Sheridans Cheesemongars Dublin, Dublin2)に立ち寄りました。
Sheridans Cheesemongars Dublin11 South Anne Street, Dublin 2.
Tel: 01 679 3143
乳製品が豊富な酪農大国のアイルランドですが、バターに比べるとチーズの歴史は浅く、アイルランド産チーズが作られるようになったのはほんのここ10年、20年の話。
ヨーロッパから製法を取り入れ、地元産の新鮮なミルクを使って始めたメイド・イン・アイルランドのファームハウス・チーズ。今や種類も増え、特色のあるハイ・クオリティーなものが各地で作られるようになりましたが、いずれも酪農の盛んな地域で自家製もしくは地元産のミルクを使い、少量を手作りで丁寧に製造しています。
カマンベールやブリ・チーズのように表面が白カビで覆われているものと違い、多くのアイルランドのファームハウス・チーズはウォッシュタイプ。国によってはワインやビール、ブランディーなどで表面を洗いますが、アイルランドでは水と塩で洗うのが主流だそうです。
(ちなみにアイルランド産チーズとして国内で大々的に流通しているキャシェル・ブルー・チーズは白カビタイプですね。
Cashel Blue)

こちらがアイルランド初の国産チーズとして知る人ぞ知る、ミリーンズ・チーズ(
Mileens Cheese)。アイルランド南西部のベラ半島(Beara Peninsula, Co. Cork)産。常温で置いておくとかなりきつ~いにおいと風味になる通好みのチーズ。ちなみに右隣りのチーズのお供のクラッカーはチーズのお供、シェリダンズのオリジナル・ブランドです
最近は街中のスーパーマーケットなどでもさまざまなチーズが売られていますが、特に厳選したアーティザン・チーズを集めているのがここシェリダンズ・チーズモンガーズ。
ゴールウェイのマーケットでヨーロッパ産のアーティザン・チーズを売り始めたのが始まり。ほどなくゴールウェイに第一号点を出すに至るのですが(90年代後半)、ちょうどその頃からアイルランドでファームハウス・チーズ作りが盛んになり、徐々にメイド・イン・アイルランドのチーズが店内のスペースを占めるようになってきた…ということです。
今では国内に4店舗、チーズ以外の国内外のアーティザン食材(肉、オリーブオイル、パンなどなど)も扱っています。

狭い店内にはおいしそうな食材が所狭しと並んでいます

チーズを包んでくれる包装紙が可愛い!
街歩きの途中に気軽に立ち寄れる、チーズ通・食材通の方にはたまらないお店のひとつ。
今回取材クルーとご一緒に街歩きをしながら、ダブリンにはおいしい食材の店、カフェ、レストランがひしめきあっているような印象をあらためて持ちました。
シェリダンズのようなお店が人気がある限り、ダブリンは食の街としてますます元気を増していきそうです…!
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コメント
paffin
今回の雑誌取材のレポートも興奮しながら読んでいます。私好みな内容で早く手にしたいと思うばかりです。
実は初夏にアイルランド旅行を考えているのですが、その頃この雑誌が発行されていたらすごく参考になりそうなのですが、発行はいつぐらいなのでしょうか。詳細はまだオープンにはできないかとは思うのでぶしつけな質問となっていましたら申し訳ありません。
今後のレポートも楽しみにしています!
2013/03/07 URL 編集
naokoguide
まだタイトル等は公表できなくて申し訳ないのですが、4月発行です。初夏のご旅行までには間に合うので、ぜひご覧ください。
発売が正式に決まりましたら、またお知らせいたしますね。ありがとうございます。
2013/03/09 URL 編集
paffin
なんだかワクワクしてきました!
雑誌の発行を楽しみに待っています。
では、ナオコさんもお体に気を付けてお仕事頑張って下さいね。ブログの更新も楽しみにしています。
ありがとうございました。
2013/03/10 URL 編集
naokoguide
ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします!
2013/03/17 URL 編集