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パンケーキの火曜日

昨日は「パンケーキの火曜日(Pancake Tuesday)」だったので、友人宅で皆でパンケーキ・パーティーをしました。

pancaketuesday0213
ヌテラ、バナナ、グラニュー糖、刻んだチョコレート、レモン、ブルーベリー、アーモンドなどを自由にトッピングしていただくパンケーキ。ちょっと日本のお好み焼きパーティーみたいだな~なんて思ってしまいましたが…。こちらのパンケーキは日本のホットケーキと違って薄焼きです♪

この「パンケーキの火曜日(Pancake Tuesday)」というのは一体、何に由来しているかと言うと、イースター(復活祭)に関係があります。

キリスト教の暦ではイースター前の40日間を四旬節と呼び、今年のイースターは3月31日(早い!)なので、逆算して今日2月13日から四旬節に入ります。(日曜日はカウントされないので、実際には46日間)

英語ではレント(Lent)と呼ばれるこの期間は、イエス・キリストの復活を祝う準備期間。伝統的には食事を制約したり、派手な振る舞いを自粛する習慣がありました。
カトリックの国アイルランドでは、今でもその習慣が残っていて、お酒をやめる、チョコレートを絶つなど、自分の好きなものをギブアップして「プチ・レント」を実践している人が少なくありません。

中世までのキリスト教世界では、レント期間中は肉食を断っていました。そのため、レントに入る前にお肉をたらふく食べてどんちゃん騒ぎをしましょう…と始まったのが、「謝肉祭=カーニバル」です。(ラテン語でcarne(=meat)+lavare(=wash)が「carnival」の語源。「肉を取り除く」という意味)
やがて本来の宗教的な意味は置いてきぼりになり、お祭り騒ぎの習慣だけが残るようになったのが、世界的に有名なリオのカーニバル、ベネツィアやニースのカーニバルです。

アイルランドやイギリスでは、カーニバルなんて派手なことはしないまでも、レントに突入する前日にパンケーキを食べましょう!…ということになっていて、その日は必ず火曜日となるため「パンケーキの火曜日(Pancake Tuesday)」というわけです。
(正式には「ざんげの火曜日(Shrove Tuesday)」といいます)

アイルランドでいちばんクラッシックなパンケーキのトッピングは、レモン&シュガー(グラニュー糖)。
焼きたてのパンケーキに濃厚なアイルランド産バターをぬって、シュガーをまぶし、レモンをぎゅぎゅ~と絞ります。それをくるくると丸めて(上の写真みたいに)いただくのですが、そのシンプルでおいしいことと言ったら!

今年は4枚いただきました。ちびくろサンボの169枚には、いつになっても追いつきませんね…!
(実際にパンケーキ・パーティーの席で「ちびくろサンボ」が話題となりました。アイルランド人で珍しくサンボを知っていた彼も、サンボの食べた枚数を正確に覚えてびっくり…笑)


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Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。長野県上田市出身、2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。
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