数日間ご一緒させていただいたグループさんを、今朝早くダブリン空港でお見送りしてきました。
皆さん口々に「ありがとう」「楽しかったわ~」とおっしゃってくださり、手を振りながらセキュリティーチェックの向こうへ。
今回のグループさんは朝昼晩と密度濃くご一緒させていただいたので、お別れが名残惜しくて握手したり、ハグしたり、中には頬にキスしてくださるお客様もいらして、空港からキスマークをつけたまま家に帰ったりして…(笑)。
私の方がお礼を言わせていただく立場なのに、本当にありがたいことです。
思えばこうして過去に、一体、何百回、何千回、お客様をお見送りしたことでしょう。アイルランドでガイドの仕事を始めて11年になりますが、その間、数えきれないほどのお客様とこうしてお別れしてきました。
中には特別にご縁があって、その後、2度3度とお会いすることとなったお客様もおられますが、ほとんどの皆さんとはここでお別れしたら2度とお会いすることはありません。
それにもかかわらず、皆さん口々にお礼をおっしゃってくださり、さらに「お元気でね」「身体に気を付けてね」などとも声をかけてくださいます。
こういう言葉はお別れの際の常套句でもありますが、皆さんただ決まり文句として言っているのではなく、本当にそう思って私に言ってくださっているのだと、最近よくわかるようになりました。
何故かというと、過去11年間、添乗員時代も含めると17年間になりますが、その間、何百、何千、いやおそらく何万回となく皆さんの思いのこもった言葉を頂戴しているおかげで、私は本当に元気で、病気にも全くかかることがなくここまで来ているからです。
思いは叶う、口にしたことは現実になる、というのは本当です。過去にお会いした何千、何万というお客様の「気」や「言霊」が、いい意味で私に乗り移っているのだと思います。
私がお会いする方々はホリデーメーカーですから、基本的にハッピー。そんな皆さんから発せられる楽しくわくわくするようなエネルギーを日々浴びているわけですから、元気にならないわけがない。
さらにはここアイルランドは古代に「言霊」を信じていたような土地柄ですから、その効き目も特に強いかも?
健康であるというのは当たり前のようで、当たり前ではないと最近つくづく思っています。いくら気を付けていても、本人の努力や意思とは無関係に、病気になる時はなってしまうのですから。
私の場合、皆さんから日々いただくねぎらいの言葉、励ましの言葉が結集して大きなエネルギーとなり、私の日々の健康や、安全で楽しい暮らしが守られているのだと思っています。
皆さんへの感謝の気持ちはここにあらわしようもありませんが、せめても出来ることは次のお客様を元気にお迎えすること。それがやがてはまわりまわって、皆さんのもとへ還っていくと信じています。
このブログを読んでくださっている皆さん、過去にご案内させていただいた皆さんへ。
どうか「お元気で」「身体に気を付けて」お過ごしくださいね。
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