
花びらを何枚も重ねて、クロシェ編みのアイリッシュ・ローズの出来上がり!
昨日より始まったツアーのお客様は、手芸やクラフトにご興味のある女性のグループさん。本日は皆さん、アイルランド伝統のクロシェ編みの講習会に参加されました。

講師の先生に指導していただきながら、真剣にかぎ針を動かす皆さん
講師はこの道40年というキャリアの持ち主であるアン・グリーン(Anne Green)先生。実はアン先生のクロシェ編みは、2年ほど前に雑誌「天然生活」(2010年10月号・地球丸)にて紹介されたことがあります。そこにはアン先生直伝のアイリッシュ・ローズとシャムロックの作り方が、写真&図案付き・日本語で解説されています。
(過去ブログ:
天然生活10月号 アイリッシュ・クロシェの作り方)
アイルランドのクロシェ編みとは、一本のかぎ針と細い糸から生まれる立体的なレース編みのこと。19世紀の半ば、ジャガイモの不作による大飢饉がアイルランドを襲い人々が餓えや貧しさに苦しんだ時代、「これからは女性や子供にも手に職を!」と各地の修道院が中心となって普及に努めたことから、アイルランド全土で盛んになりました。
バラの花やシャムロックなど、モチーフはアイルランドで身近に見られるものばかり。アン先生いわく、編み方は19世紀当時から変わっていないそうです。

サンプルとして並べてくださったアン先生の作品。確かにモチーフは花や葉っぱなど身近なものばかりですね
「天然生活」の取材には私も関わらせていただいていたものの、クロシェ編みの撮影の日は現場にいなかったので、実際に編んでいるところを見るのもやってみるのも初めて。
編み方の説明を皆さんに通訳しながら私もかぎ針を動かしてみるも、なんだかとっても難しい。器用な皆さんに後れをとって、私ひとり超劣等生でした(笑)。

お客様は皆様、キルト/パッチ―ワークのエキスパートの方々。皆さんさすが、覚えが早い!

バラの花の基本形、こんなにきれいに出来ました(…私ではなくて、お客様の作です)
アイルランドではクロシェ編み、ニット編み、パッチワークなど手芸全般が近年復活傾向にあり、若い世代を中心に再び人気が高まっているようです。
私の周りでも趣味としてやっている人が数人いますし、可愛い手芸本も出ているようです。
これまで全く興味のなかった分野ですが、今日ちょっぴりかじってみたら、なかなか面白いのでやってみようかな…という気になってきました。
約2時間の講習会は、楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまい、残念ながら私はバラの花を完成できずに終わりました(涙)。
アン先生よりお土産にかぎ針と糸をいただいたので、これから練習しようと思います!
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