アイルランドに星の数ほどいるインディーズ・バンド。私も友人たちとよくギグに出かけますが、サポートしていたバンドがメジャーになっていくのを見るのは嬉しいものです。
そんなひとつがダブリンのスウォーズ(Swords)出身のダンス・パンク系バンド、ザ・キャスト・オヴ・チアーズ(
The Cast of Cheers)。

こちらがザ・キャスト・オヴ・チアーズ。4人組のボーイズ・バンド
4人のうちの2人が親しい友人・イーファ(Aoife)の弟さん…ということもあり、過去2年ほどダブリンでギグがあると友人一同でサポートに駆けつけています。
2011年7月のボタン・ファクトリー(Button Factory, Temple Bar, Dublin2)でのギグを最後に、活動の拠点を一時ロンドンへ移したザ・キャスト・オヴ・チアーズ。UKのみならず、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ各地でツアーを行い、今年6月には2009年のデビュー以来2枚目となるアルバム『Family』がリリースされました。

昨年夏のボタン・ファクトリーでのギグ。踊りまくる友人たち(笑)(2011年7月撮影)

2枚目のアルバム『Family』。イーファがプレゼントしてくれました♪
これだけ知名度があがっても国外で活動していくのは経費もかかりますし、バンド自体に入る収益は私たちが思うよりずっと少ないのだそう。音楽活動で食べていくのは本当に大変なことなのですね。
そんなこんなで、この夏バンドはダブリンへ戻ってきました。戻ってきて最初のダブリンでのギグが9月にウィーランズ(
Whelan's, Dublin2)で行われたのですが、平日のギグ、しかも久しぶりのダブリンでのステージでお客さんが入るかどうかバンドが心配している…と聞いた私たちは、たくさんの友人を誘って会場へ。
ところが心配をよそに会場は超満員、大変な熱気で、ギグ終了後にイーファ(←踊り好き)が「私たちが踊るスペースがあまりなかったわね~」と不満をもらしたほど(笑)。

ウィーランズでステージに立つザ・キャスト・オヴ・チアーズ(2012年9月撮影)
このギグにはイーファの(つまりバンドのフロンドマンであるコナーとギターのニールの)ご両親も来ていましたし(イーファのお母さんは「ロックなんて聞いたことないわ~」と言いながらも、かなりエクサイトしていました…笑)、妹さんのアイリーンは会場の片隅で友達と一緒にザ・キャスト・オヴ・チアーズのロゴ入りTシャツやアルバムを販売。
さすがホームであるダブリンでのギグ、家族や友人みんなで楽しむイベント…といった雰囲気で、なんとも楽しかったです。
日本のファンもそろそろいるのでは…と思い、日本語でグーグル検索してみると、こんな記事があがってきました。
ザ・キャスト・オブ・チアーズ、『ベストヒットUSA』に出演!(Pachinko Records 2012年9月25日)
『ベストヒットUSA』で紹介され、日本でもBSで放送されたようです。
その他、個人ブログで取り上げている方もおられ、アイルランド出身の4人組として注目してくださっている方も出てきたようで嬉しい限りです。
音楽はもちろん、アイリッシュ・バンドとしてはビジュアルも結構いけていると思うのですが、どうでしょう?
次回のダブリンでのギグは大晦日。ワークマンズ・クラブ(
The Workman's Club, Dublin2)でニューイヤーズ・イブ・コンサートが行われます。
すでにチケットは購入済み。先日のブログで
ダブリン・ニューイヤー・フェスティバルのカウントダウン・コンサートもご紹介しましたが、私は友人たちとザ・キャスト・オヴ・チアーズと踊りあかして、新年を迎えることになりそうです。
あ、もちろん、波のコンディションによっては、西海岸でのニューイヤーになる可能性も大…ですが(笑)。いずれにもしても楽しみ…です♪
※彼らの演奏を聴きたい方はこちら→
The Cast of Cheers YouTube Videos
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