先週より個人のお客様の周遊ツアーをご案内しています。
6月のアイルランドといえば、光り輝く美しい季節…のはずなのですが、今年はなんだか様子が変です。
昨日・おとといはヨーロッパ大陸からくる温かい空気の影響で、アイルランド南部は霧に包まれました。

おとといの朝のバリコットン(Ballycotton, Co. Cork)。霧に包まれてはいるものの、寒くはないのです

昨日は降ったりやんだり。一瞬、光がさしたすきに隙にパチリ。キラーニーのロス・キャッスル(Ross Castle, Killarney, Co. Kerry)近くにて
そしてなんと、昨晩南部コーク地方では集中豪雨があり、夜中から明け方までの数日間で一か月分の雨が降ってしまいました。
北部のベルファースト(Belfast)で数日前から洪水の被害が出ているのに加え、今度は南部でも洪水。コーク市の一部、ウェストコークの町で、水位が5フィート(約150センチ)にもなる大洪水となってしまいました。
昨晩私たちはキラーニーに宿泊しており、やはり真夜中に雷が鳴ったりしたらしいのですが、私もお客様も完全に熟睡していたらしく、全く知りませんでした。
今日は少し天候も回復し、昼過ぎにはこんな青空も!

ディングル(Dingle, Co. Kerry)の町にて。久しぶりの青空に狂喜して、とりあえず写真をパチリ
ところがこの数十分後、ディングル半島の峠を超える頃には再び雲が…。

コナー・パス(Connor Pass, Co. Kerry)の絶景ポイントにて。雲が出てきたけれどそれでもきれい
この2週間ほど6月にしては気温が低めですし、この時期に霧が出たりするのも通常あまりないこと。
今週末から来週にかけて気温は徐々に上がるようですが、変わりやすい天候はまだまだ続くようです。
お客様はこの気候にすっかり慣れてくださったようで、お天気に関わらず楽しんでくださっているのが幸いです。
確かに晴れたり曇ったり、1日のうちに四季がある…というのがアイルランドの天気の特徴ですが、それにしてもこのところ本当によく降り、空もどよ~んとした日が多いので、ちょっとだけ文句を言いたくなってしまいました。
洪水の被害が出たベルファースト、コークにお住いの皆さんに心からお見舞いを申し上げます。これ以上、豪雨が来ないことを願うばかりです。
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