今回の
ガイド仲間との研修旅行は、そもそもアリグナ炭鉱(Arigna Mining, Co. Roscommon)へ行ってみたい!というところから始まりました。
1990年の閉鎖まで約200年に渡り開かれていた、この地域に6か所あった中で最大の炭鉱跡地です。

炭鉱跡地からの眺め。炭鉱によって支えられてきたアリグナの村、アレン湖(Lough Allen)を見晴らす山の上にあります
炭鉱閉鎖から13年後の2003年にビジターセンターがオープンし、現在、炭鉱跡地を見学することが可能です。

アリグナ・マイニング・エクスペリエンス(
Arigna Mining Experience)
炭鉱内の見学ツアーは、ここで働いていた元炭鉱夫がガイドしてくれます。

薄暗いトンネル中へ…。私たちのガイドは炭鉱閉鎖のその日まで16年間ここで働いていた元炭鉱夫のリアムさん

こんなヘルメットをかぶって見学します!
炭鉱の中はほとんど鍾乳洞状態。この湿った狭い中で、マスクもイヤーピースもなしで石炭堀りをしていたとは。
実際の炭鉱夫たちが這いつくばって入っていった穴のようなものも見ましたが、長さ5~6メートル、幅45センチほど。背中を地面につけて這っていったそうです。

鍾乳石もあちらこちらにいっぱい
約400人(すべて男性だったそう)が働いていたというアリグナ炭鉱。日々、石炭堀りをして、休日はゲーリック・フットボールに明け暮れていたというリアムさん。
辛かったことより、仲間と働いた当時の楽しかった思い出をいろいろと語ってくれました。
ツアーの最後には、炭鉱夫体験…もちょっぴり出来ます。

これをぐいっと押すと…ダイナマイト爆発!(…音だけですが、すごい迫力です。笑)
キャリック・オン・シャノン(Carrick-on-Shannon, Co. Roscommon)より車で約20分。
見学ツアーはビジターセンター経由で日に何度か行われています。
- 関連記事
-
コメント