
アイルランドの野山を彩る
ハリエニシダの黄色い花。
ダブリン市街地から車で一時間ほど南にある
ウィックロウの野山は、これから5月にかけて、黄色のじゅうたんに一面覆われていきます。
グレンダーロック付近

円錐形のシュガーローフ山

花とたわむれるお客様
今日はまだまだ7分咲きでしたが、新緑とのコントラスを楽しみながら、ウィックロウの景色と新鮮な空気をお客様と一緒に楽しんできました~!
ハリエニシダの英語名はゴース(gorse)。スコットランドの野山や、フランスやスペインの沿岸部でも、春先に見られる花のひとつです。
フランス語名は「ジュネ」と言い、これが
中世イギリスの王朝名プランタジネット(「ジュネの一枝」の意味)朝の名の由来となったのは有名な話。
中世貴族の仕事といえば、国取り合戦の戦争だった時代、フランスからイングランドへ婿入りした
アンジュー伯ジョフロアという人物がいました。
毎年春になると、
アンジュー家の家紋でもあった「ジュネ」の一枝を腰につけて戦地に赴いたというジョフロア。これにちなみ、彼とその妻マチルダ王妃の新王朝は「ジュネの一枝=プランタジネット」と呼ばれるようになりました。
ちなみにこの「ハリエニシダの殿下」が、12世紀にアイルランドにやってきてケルトの王様や貴族たちを服従させたヘンリー2世のお父さん。
ハリエニシダからちょっと脱線して、「歴史のひと枝」のお話でした~。
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コメント
Pearl
2006/04/25 URL 編集
佐伯
お久しぶり、がんばってますね。アイルランドに住み着いて何年になるのでしょう。
茂木さんには、もうかれこれ3年間、連載を続けてもらってます。
茂木さんは昔から凄かったけれど、ここ1,2年で急激に有名人になって、びっくりです。
とてつもない忙しさのなかでも「風の旅人」にはいつも気合いの入った文章を書いてくれ、評判です。
海外でフリーで生きていくのは大変でしょうが、お身体を大切に。
2006/04/25 URL 編集
naokoguide
2006/04/25 URL 編集
naokoguide
茂木さんは、私が子供の頃から入っている赤毛のアンの会のOB。私は直接お目にかかったことはないのですが、東大生の頃からすごい方だった、と語り継がれています。時々、添乗員さんに「風の旅人」を持ってきていただこうと思います。
佐伯さんと、いつかアイルランドでお会いできるのを楽しみにしております!ユーラシアの皆様にもどうぞよろしくお伝え下さいませ。
2006/04/25 URL 編集
佐伯剛
ちなみに、ホームページはどこにあるのでしょう?
2006/04/26 URL 編集
naokoguide
どこに送っていただくのがいちばんいいか、ちょっと考えてみます。あらためて、メールで送り先をお知らせいたしますね。
HPはこちらです。
http://guidingireland.ie/
まだまだ試行錯誤中で、常に変更を加えている状態ですが、徐々にお問い合わせいただけるようになってきました。
2006/04/26 URL 編集
佐伯
2006/04/26 URL 編集
naokoguide
メールにて、送り先お知らせさせていただきました。楽しみに待ってます。
ユーラシアのHPから、「風の旅人 編集便り」見つけました。日本語活字が少ない環境にいるので、じっくり読ませていただけるものが見つかって嬉しく思っています。
2006/04/26 URL 編集