先日バンドーラン(Bundoran, Co. Donegal)へサーフィンに出かけた際、地元の映画館で『ソウル・サーファー(Soul Surfer)』という映画を観ました。
Soul Surfer 『チャーリーとチョコレート工場』や『テラベシアに架ける橋』のアナソフィア・ロズ主演
この映画はハワイ在住の将来を有望された若き女子サーファー、べサ二ー・ハミルトン(Bethany Hamilton)の実話を元にしたもの。
子供の頃からサーフィン一筋で育ってきたべサミーが、13歳の時にサメに片腕を噛み千切られるという恐ろしい事故に遭遇。片腕をなくしても尚、サーフィンへの情熱を失うことなく、不屈の精神と家族や友人たちの支えによって事故からたったの一カ月で復帰。翌年にはチャンピオンシップに出場し、見事再起を果たす…というストリーです。
14歳の時にはべサミーの自伝が出版され、全世界のサーファーのみならず、さまざまな苦境にある人々を励ますことに。サーフ界の伝説となったべサミーのストーリーは、今回の映画以前にも「Heart of Soul Surfer」のタイトルで映画化されており、そちらの方は彼女自身のフッテージを使ったドキュメンタリー映画となっています。
(べサミー・ハミルトン自身のHPは
こちら)
現在21歳になったべサミー・ハミルトンは、ハワイ生まれ・ハワイ育ちですが、先祖はアイルランド系で、しかもアイルランドのサーフィンのメッカ、バンドーランの出身だそう。
以前にご紹介した
アイルランドのサーフ映画『Waveriders』では、アメリカ西海岸でのサーフィンのパイオニア、ジョージ・フリースのアイリッシュ・コネクションが紹介されましたが、べサミーもしかり。なんだかサーファーになることが約束されていたかのような、不思議なルーツですね。
そんな関連もあって、
先日行われたユーロサーフ大会のオープニングにはべサミー自身が招かれて出席、その会場にてこの映画のアイリッシュ・プレミアが行われたのでした。
その後、ダブリンでのプレミアには私たち東海岸のサーファーの多くが招待されたのですが、仕事が忙しい時で行くことが出来ず、バンドーランでの公開の最後の夜にようやく観ること出来ました。
すでにダブリンで観ていたサーフ仲間から聞いていた通り、まずはビッグ・ウェイブのサーフ映像がエキサイティング。そして…人気のない、田舎の小さな映画館で、もう声を出して大泣きしてしまいました…!
13歳の女の子のひたむきなサーフィンへの情熱と、ハワイの素晴らしいサーフ映像にすっかり魅せられ、翌日のサーフィンはいつもに増してやる気満々。
ちょっぴりスピリチュアルでもあり(その部分には賛否両論あるようですが、私は好きです)、機会があれば多くの人に見てもらいたい…と思う、とてもいい映画でした。
日本では今のところ、公開は未定のようです。残念。
トレーラーはこちらで見ることが出来ます。→
Soul Sufer Movie Trailer Official
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