日本からのお友達をウィックロウ(Co. Wicklow)へドライブにご案内。
ツアーバスではなかなか通ることの出来ない細い道へ入っていくと、ウィックロウを代表する山・シュガーローフ(Sugar Loaf Mountatain, Co. Wickklow)が、きれいな円錐形を描いて目の前に現れました。

まるでアイルランドの富士山…といった感じの円錐形の山。正式にはグレート・シュガーローフ(Great Sugar Loaf)と呼ばれます
こういうすり鉢状の山を英語圏ではしばしば「シュガーローフ」と呼び、「(円錐形に固めた)砂糖」の意味。
グラニュー糖をスプーンからさーっと落とすと、ちょうどこんな形になりますよね。
ウィックロウのシュガーローフはまさに「白い砂糖のかたまり」のようで、石英で出来た白い山です。
古代は巨石古墳を飾るために、この山から多くの石英が産出されて、遠方へ運ばれいきました。有名なニューグレンジ古墳(Newgrange, Co. Meath)の表面を飾っている石英も、この山から運ばれたと考えられています。
今では昔ほどではないものの、それでも光の加減によっては山頂が白く光って見えることがあり、まさに白い砂糖が盛られているかのようです。
高さはたったの501メートルという山ですが、その特徴的な姿からなんだか富士山のようにあがめたくなる山のひとつです。
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