一昨日より4日間の予定で、英国のエリザベス2世女王がアイルランドを訪問中です。
女王の移動に合わせて交通規制が行われるのですが、普段はにぎやかな通りから人気がなくなり、ガーダ(アイルランドの警察官)だけがずらりと並ぶ…という、まるで映画の中の一シーンのような様子がダブリン・シティーセンターのあちらこちらで起こっています。

ナッソー通りにて。女王が通り過ぎた直後に規制が解除されて、人々が歩き出したところ
昨日は一日、グループ・ツアーのダブリン市内観光をご案内していたのですが、交通規制にかかり、ちょっぴりミステリー・ツアーのようでした(笑)。
それでも、なんとか無事にご案内することが出来て、ほっとひと安心。
女王はトリニティーカレッジやギネスストアハウス、ゲーリックゲームの殿堂クロークパーク球場などを訪問。明日はダブリンを出て、ロック・オブ・キャシェル、コークへ向かいます。
ギネスストアハウスでは、残念ながらギネス・ビールに口をつけることはなかったとのこと…です。
英国君主のアイルランド訪問は、アイルランドの独立以来・初。1911年に現女王の祖父にあたるジョージ5世がアイルランドを訪問して以来、なんと100年ぶりとなります。
歴史的な出来事であり、英愛二国間の関係にとっては大きな前進ではありますが、警備に莫大な費用がかかっていることを思うと…。(夜中も警備のヘリコプターがシティーセンター上空を旋回しています!)
経済危機の最中のアイルランドで、今これが本当に必要なことなのかな…とちょっと複雑な心境です。

今日の夜のダブリン。交通規制のため、街はまるでゴーストタウンのよう…!
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コメント
fooh
ロイヤルファミリーはパブリックでお酒を飲んじゃいけないので飲まなかったんですって。
普通のお年寄りと考えると、とても達者なお二人ですよね。
コンベンションセンターのコンサートを見てましたが、アイリッシュでないわたしが今までの歴史をちょっとかじっただけですがエモーショナルになりました。
小さな騒音はいろいろありましたがとても意義のある訪問になりましたね。
2011/05/22 URL 編集
naokoguide
忙しくてあまりちゃんと映像を見る暇がなかったのですが、この期間はほとんど街にいたので、臨場感いっぱいでした。
そうですね、私もニュースを見たりして、時々じ~んと来たりもしましたが、それよりも警備にかかった費用を考えると…。今、ここにお金を使ってていいの?…と複雑な心境でもあります。
2011/05/23 URL 編集