
アイルランドはやっぱり緑。ハリエニシダ(gorse)の黄色いヘッジロウ(生垣)が、丘にかけられたリボンのよう
数日前にアイルランドに戻ってきました。
まだまだ春浅い信州から比べると、こちらはすっかり春爛漫の陽気。鮮やかな緑が目にまぶしいほどで、こんなにグリーンだったかしら?…と思うほど、エメラルドの島の美しさに目をうばわれています。
今日で東日本大震災から1か月が経ちました。
そして、相次ぐ余震のニュースにショックを受けています。さらに死傷者が出たり、やっと復興しかけたところがまた混乱してしまったりして…。
こちらへ戻って来る日、成田空港第一ターミナルの北ウィングはガラガラでした。前日の余震のニュースが海外でも大きく報道されて、フライトが飛んでこなくなり、ヨーロッパ便が軒並みキャンセル。
私のロンドン行のフライトも欠航となったのですが、共同運航の日本のエアラインに迅速に振り替えていただき、予定通り戻ってこられました。
日本滞在中は、何があっても家族と一緒、という安心感があったのでしょうね。ニュースも客観的に見ることが出来ていたのですが、こちらへ戻ってきた途端に日本のことが不安でたまらなくなり、余震のニュースを聞くたび胸が張り裂けそうになっています。
しかもこれがまだまだ続きそうだなんて…。ああ、アイルランドと日本がお隣り同志の国で、仕事が数日あいたらちょっと実家へ…なんてことが出来たら、どんなにかいいでしょう!
今日はダブリンの聖パトリック大聖堂で、震災の犠牲者への追悼行事が行われ、700人が参加したそうです。
夜のRTEニュースで見て知ったのですが、もし事前に知っていたら、参列させていただきたかったです。
せめても代わりに、アイルランドの緑の大地に願いをかけて、一刻も早く日本の大地が静まってくれることを祈るばかりです。
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