セント・パトリックス・デーに続くこの週末は、コンサートやスポーツの試合など人が集まるイベントが各地で多くのあるのですが、そういった場所で、日本への募金を募る活動が行われていることを方々から耳にしています。
ゴールウェイの友人はセント・パトリックス・デーに募金活動をしてくれたそうですし、ドネゴールの小さな村では毎週行われるパブ・クイズの賞金をアイルランド赤十字を通じて日本へ寄付。
ロンドン在住の知り合いのご夫婦は、チャリティーでハーフマラソンを走ります。ダブリンでも今日明日は街頭で募金を募る活動があるとか。
アイルランド政府が日本に100万ユーロ(一億円余)の緊急支援を決めたことも、日本で報道されたようです。
(
苦しい中で1億円余支援=アイルランド)
(こちらはIrishtimes.comの記事。英文→
Government approves €1m for Japan)
皆さん、本当にありがとう。海外に暮らしていて、自分が日本人であることをこんなに意識したのは初めてです。
自分の家族が安全であることが確認できた今、今度は被災地で大変な思いをしておられる方や、現場で危険もかえりみず作業に当たっておられる方のことを思い、いてもたってもいられないような気持ちです。
私自身はただただ心配したり、感謝するしかできずにいますが、こちらでも皆が日本の皆さんのことを応援してくれています。数えきれないほどの祈りや想いが支援と共に日本へ届けられていることを、少しでもお伝えできたら…という気持ちです。

虹を見つめるヒツジたち。今思えば、この写真を撮ったのはあの地震と津波の前日でした(Cashel, Co. Tipperaryにて)
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コメント
Mariko
今回の東北関東大震災は本当に被災地の方々がどんな気持ちでいるかと思うと、涙が出てきます。アイルランドからは募金活動ぐらいしかできないのですが、教え子・卒業生たちが "Ideas For Japan!"というチャリティー団体を立ち上げ、頑張っています。お時間のある時にFacebookで見ていただいて、コメントなどを投稿していただけると、子どもたちの励みにもなると思います。また、お知り合いのアイルランド在住の方で、興味がありそうな方にも団体の存在を教えていただけると嬉しいです。
土曜日のコーク市内街頭・ショッピングセンターでは、雨の中50人ぐらいで募金活動をしました。その時に、アイルランドの人のやさしさを改めて感じました。ナオコさんは日本とアイルランドを結ぶお仕事をされていて、今の状況では何かと大変なことと思います。どうぞご自愛ください。そして、私も、被災地の方が一日も早く安心できるような生活が来る事を心から祈っています。
2011/03/20 URL 編集
naokoguide
コメントありがとうございます。FBで見させていただき、周囲の方にも伝えさせていただきたいと思います。
本当に今回のことでは、多くの人が日本のことを思ってさまざまなことをしてくださっている、その気持ちに涙が出てきます。同時に、多くの海外メディアが原子力の危険ばかりを強調した報道をするのに、いらだっています。今大切なことは、今まさに被災地にいる方々の安全と、一刻も早く被災地が復興に向けて動けるようになること。報道に一喜一憂するのではなく、被害に合われた方のことを第一に考えて、私も自分に出来ることをしていきたいと思っています。
2011/03/22 URL 編集
Yuki
昨年、ダブリン市内をガイドしていただいたYukiです。
私は、宮城県在住で今回の震災にあいました。
幸い私の住んでいる町は内陸部なので被害が少ないほうでした。
しかし、沿岸部は地震による津波の影響で壊滅的は被害を受けました。
被害が大きい町の復興は何年かかるかわかりませんが、みんなで助け合って
頑張るしかないです。
震災から2週間が経ちようやくライフラインも戻りつつあります。
今日、少し余裕ができたので久しぶりに直子さんのblogを見ました。
そうしたら、アイルランドの方々の募金、政府の支援金のことを知り驚きました。
遠い日本のために支援してくださる方々に、被害のあった者の代表と感謝します。
そして、直子さんはじめアイルランド在住の日本の方々本当にありがとうございます。
Yuki
2011/03/25 URL 編集
naokoguide
この度は本当に大変な思いをされたことと存じます。心よりお見舞い申し上げます。
そして、大変な時に私のブログを見てくださり、コメント下さりありがとうございます。
地震が起こった直後は、恐ろしいニュースに夜も眠れない思いでしたが、今は逆に被災地で頑張っておられる方々の様子を見ては、こちらの方が励まされています。
支援金の運動などが海外でさかんに行われているのも、単に日本が災害に合ったから…というのではなく、日本人の忍耐強さや優しさに人々が感激して、何か日本のために出来ることを…という思いになっているからだと思います。
Yukiさんやご家族が一日も早く普段の生活に戻られますよう、願っております。そして、遠い場所からでは出来ることも限られていますが、アイルランドにいる日本人という立場で何かできることがあれば、遠慮なくおっしゃってくださいね。応援しています。
2011/03/26 URL 編集