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オールブラックスがダブリンにやって来た!

秋のラグビー・シーズンたけなわ。今月はギネス・シリーズ(Guinness Series)といって、アイルランドVS南半球の強豪4か国の国際試合が、週末毎にダブリンにて行われています。

南アフリカ、サモアに続き、シリーズ3戦目となる今日の対戦相手は、待ちに待ったオールブラックス(ニュージーランド)。
数日前にダブリン入りしたオールブラックスですが、試合に先がけて、昨日はダブリンのシティーセンターでハカのパフォーマンスが披露されました。

allblackshakagraftonstreet
Irishtimes.com(11月19日付)より。仕事がなかったら見に行きたかった…!

買い物客で賑わうグラフトン通り(Grafton Street, Dublin2)で行われたそうですから、知らずにたまたま通りかかった人は、びっくり仰天したことでしょう(子供だったら怖くて泣きますよね…笑)。

アイルランドにもオールブラックス・ファンは多く、この数日間、トレーニングの合間をぬって街へ繰り出すプレイヤーたちの目撃談もちらほら。
トレーニングを行っていたダブリン郊外のAshbourne球場近くに住む知人は、「オールブラックスがうちの近所で練習してたよ~」と得意気でした。

北半球ではトップクラスのアイルランド・ラグビーですが、世界一の強さを誇るオールブラックスにはなかなか太刀打ちできないようで、代表チーム同士の試合では実は一度も勝てたことがありません。過去23戦中、22敗&1引き分け。
今回のホームでの試合で、24度目の正直なるか?…とちょっぴり期待したものの、結果は18対38。残念ながら勝利には至りませんでした。

最終スコアにはあまり反映されていませんが、アイルランドもかなり踏ん張り、見ていてハラハラどきときの、なかなか良い試合でした。
前半にはリードした場面もあったし、惜しいトライも。キャプテン・オドリスコルの天才的プレイなどもあって、チャンスも少なくなかったのですが、やっぱりオールブラックスは強いですね~。世界一の貫録満々でした。

この人たち、手に吸盤が付いているんじゃないかと思わせるくらいに、ひょいひょいとボールをキャッチするし、パスも走りも早くて正確。チームワークも抜群で、ヘマをする人が誰もいないのです。
アイルランドの選手たちもすごいガッツで、体当たりでタックルしまくるのですが(このままではみんな怪我しちゃうんじゃ…と心配になったくらい)、いつの間にやら点差が開いてしまっていました。
ああ~、シックス・ネイションズ(北半球の王座を決めるチャンピオンシップ。2009年アイルランドは全勝優勝・2010年は2位)にニュージーランドが入っていなくて良かった~と、思わずつぶやいてしまったくらい(…笑)。

来週の対アルゼンチン戦で幕を閉じるギネス・シリーズですが、毎週、南半球の国からのゲストを街で迎えるといった雰囲気も、試合にプラスαで楽しい。
このシリーズの場合、勝ち負けはともかく、アイルランド代表チームのプレイが毎週地元で楽しめることがポイント。ラグビー・ファンには嬉しい限りです。
日に日に日が短くなり、冬へ向かってまっしぐら…と、なんとなく気が滅入りがちな11月ですが、ラグビーのおかげで熱く過ごしています♪

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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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