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インターカウンティーズの夜(ロスナウラ)

週末のサーフィン旅行は、インターカウンティーズ(Intercounties Surfing Championships)と呼ばれる、アイルランド国内の県対抗のサーフィン大会に合わせたものでした。
インターカウンティーズは1969年から行われている、アイルランドで最も長く続くサーフィンの競技会。毎年9月または10月にロスナウラ(Rossnowlagh, Co. Donegal)にて開催されます。

それほど大きな大会ではないものの、インターカウンティーズの週末には、国内のサーファーたちが競技会に出場するしないに関わらず数多くロスナウラに集ってきます。
競技うんぬんばかりでなく、サーファーたちのひとつの社交イベントなんですね。
よって、私たちもその雰囲気を味わおう!というのが、今回のサーフ旅行のひとつの趣旨だったわけですが、昼間は自分たちがサーフィンするのに忙しく、同じビーチにいたにも関わらず競技は全く見ていませんでした…。
「今年の勝者はスライゴ・チームだったらしいよ」と、すべてが終わってから聞いたまで(笑)。

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今年の参加は16チーム。もっとも注目を集めたのはこちら、ドネゴール女子チーム。アイルランド&UKの女子チャンピオンである、地元ロスナウラ出身のイースキー・ブリトン(Easkey Britton)と、そのいとこたちで編成されたファミリー・チームです
(右から2番目のブルーのシャツがイースキー。イースキーが出場していたのなら、競技会を見ればよかった!Irish Surfing AssociationのHPより)

…で、やはり盛り上がるのは、競技会終了後の夜なんですよね~。
ロスナウラにはその名も「サーファーズ・バー(The Surfers Bar)」というパブがあり、そこがサーファーたちが集う場所。

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海辺に建つSandhouse Hotelに付属したパブ。こんなゲートの奥にあります

インターカウンティーズが行われた土曜日の夜は大変な賑わいで、パブの外まで人が溢れ出ているほどでした。

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人・人・人…

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盛り上がりが絶好調になり、椅子の上で踊り出す人々

ビギナーから熟練サーファーまで、ティーンエージャーから年配者まで、レベルも年齢もまちまちですが、皆がサーファー。もしくはサーフィン好き。
パブの中には不思議な一体感が漂っていました。

名の知れたサーファーたちの顔もちらほら見られる中、バンドーラン(Bundoran, Co. Donegal)出身のプロ・サーファー、リッチー・フッィツジェラルド(Richie Fitzgerald)の姿も。
私にとってリッチーは、イースキー・ブリトン同様、映画『Waveriders』(過去ブログ:話題のサーフ映画、『ウェイブライダーズ』公開)のヒーロー/ヒロイン。
この日私は、アイルランドを代表する2人のビック・ウェイヴ・サーファーと、同じ時に同じビーチでサーフィンをし、同じパブで同じ夜を楽しんだのでした。
ちょっと感激…です♪


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アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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