
(タラの丘にて。齋藤勁様ご夫妻と)
この仕事をしていると、実に
様々な人との出会いがあります。
添乗員時代から通算10年にわたりお客様をご案内していることを考えると、
これまでにおそらく1万人近い方々と、旅を通じてお目にかかっていることになるのではないかと思います。
旅のあともお付き合いさせていただいてる方も中にはありますが、たいていの方とは、旅の間だけの短いご縁…。
とは言え、
「袖すり合うも他生の縁」、縁があって皆さまと出会っていることを考えると、運命論大好きな私は、なんとまあ尊い仕事を神様は私に与えたものよ~と、時として不思議な使命感を感じてしまったりするのです~!この仕事を始めてからというもの、私の乏しい日常生活ではまず接点がないであろう、
さまざまな年齢層や職業の方との出会いがありました。
仕事を始めたばかりの頃は、戦争体験を持つお客様がまだたくさんいらして、
「私はシベリアで松葉を食べて生き延びました」とか
「ビルマのインパール作戦で命拾いしました」なんて体験談に、度肝を抜かれたものです。
また、鳥博士、植物博士、地層博士など、非常に
ユニークで博識な方々とお話したり、オペラ歌手、タレント・俳優、テレビのアナウンサー、写真家など、
いわゆる著名人と言われる方々の素顔を見せていただいたり…。
先週、ボイン渓谷やモハーの断崖へご案内したお客様は、
前参議院議員の齋藤勁(つよし)様ご夫妻でした。(ご本人様の許可をいただき、お名前を出させていただいております。)
ステキなご夫妻様で、始終楽しくご一緒させていただいたのですが、第一線で活躍される方はさすがだな~と私が特に感激したのは、お別れする際の斉藤様の一言。
「私も日本で頑張ります」
若輩者の私に対して、「頑張ってください」ではなく「(自分も)頑張ります」と自然におっしゃれる斉藤様の人間の大きさ、人や人生に対する真摯な態度にとても胸を打たれました。さまざまな出会いが絡む私の仕事。
それを
良い縁にするかどうかは、自身の日々の行いや生活態度次第なんだな~と深く感じ入った出来事でした。

(ゴールウェイのローカル・レストランにて)
※斉藤様のHPは
こちら。3月20~25日の
日記に、アイルランド訪問記を書いてくださっています!
※写真は、齋藤様よりお送りいただきました。(3/31)
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