記事一覧

シティーウェストのタイタニック展

ダブリンのシティーウェスト・ホテルで、昨年12月から行われているタイタニック展(Titanic The Artefact Exhibition, Citywest Hotel, Saggart, Dublin)。
なかなか行くチャンスがなくていましたが、来月には終了してしまうというので友人と一緒に見に行って来ました。

北アイルランドのベルファースト(Belfast, Northern Ireland)で造船され、アイルランド南部のクイーンズタウン(現コーヴ Cohb, Co. Cork)を最後の寄港地として大西洋航海に出たタイタニック号。
1912年4月14日、目的地ニューヨークまであと2日…というところで氷山に接触して難破。乗員乗客の約3分の一の命を失う大惨事となったことは、その後の映画等でもご存知かと思います。

造船地、最後の寄港地とタイタニック号ゆかりの地を2箇所持つアイルランド。
ベルファーストでは、タイタニック号をしのぶリバー・クルーズ、コーヴではウォーキング・ツアーなどが常時行われています。

今回ダブリンで期間限定で開かれているこのタイタニック展は、タイタニック号の造船から難破までを詳しく、わかりやすく説明したもの。
ダブリン以外に、カナダ、オーストラリア、USAの各都市でも順次開催されているようです。
実際の難破船から引き上げられた遺品の展示もあり、犠牲者の個人的な品や、船内で使用された食器類、難破船の一部なども展示に含まれています。
非常に興味深いのですが、個人的は遺品はともかく、船内で使用されたお皿やカップのショーケースの前では、私は重苦しい気を感じてしまって、そばに寄ることが出来ませんでした。

タイタニック号は今でも沈没したと同じ場所に沈んでおり、1980年代の発見以来、何度かにわたり海底での調査&遺品の引き上げが行われています。
海底3600メートルもの深さに眠るタイタニック号。ダイバーが到達するのに、片道2.5時間もかかるそう。
窓ガラスやシャンデリアなどは未だに残っているそうですが、鉄やメタル類を食べるバクテリアにより船の本体は徐々に侵食され、海の藻屑と化すのも時間の問題だとか。
あんなに大きな鉄のかたまりも、時が経てば海の一部になってしまう…というのは、なんだか信じられないような気がします。

ユニークなのは、入場の際に渡されるボーディング・パス。
このパスの裏には実際のタイタニック号の乗客の名前やインフォメーションが書かれており、その人になったつもりでさあ乗船しましょう!という趣向。
私は一等客船に乗るMiss Marie Grice Young、36歳。ルーズベルト大統領の娘さんを教えたこともあるという音楽の先生で、フランスからニューヨークへ帰るためにシェルブールから友人と共に乗船したそうです。
展示のいちばん最後には生存者と犠牲者のリストが張り出されており、自分は果たして生き残ることが出来たのか…チェックできる仕組みになっています!
(私は無事に生きていました…良かった)

titniccitywest
これがそのボーディング・パスと、スミス船長と一緒の記念写真!

ベルファーストやコーヴでのガイディングの際にはタイタニック号の知識が必須なので、私にとっては興味深い展示でした。
…が、入場料が18ユーロもするので(記念写真は別料金!)、本当に興味のある方でないとちょっと高すぎる…かもしれませんね。

※2010年6月19日まで。

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

全ての記事を表示する

スポンサーリンク

お知らせ ☘

新刊のお知らせ
「絶景とファンタジーの島 アイルランドへ」(イカロス出版)5月29日発売

ikarosbook0517
アマゾン
イカロス出版サイト

イベントのお知らせ
秋のケルト市
10月9日(月/祝)浅草ライオンスタジオ

★トークショー「アイルランドの知られざるヒーロー/ヒロインたち」
満員御礼にて無事終了、ありがとうございました!

プロフィール

naokoguide

Author:naokoguide
アイルランド公認ナショナル・ツアーガイド。2000年よりアイルランド在住。アイルランドでの生活、ガイド業を通してのさまざまな体験を皆さんと共有できたら嬉しく思います。最近の趣味はサーフィンとバラ栽培♪

カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

月別アーカイブ