アイスランドの火山の噴火のニュースで、ここ数日、多くの方からメールやお電話をいただきました。
ご心配くださった皆さん、ありがとうございます。
先週より6日間にわたりほぼ全面的に絶たれていたアイルランド・英国の空の航路ですが、今夜9時にようやく規制解除されました。アイルランド発着のフライトは、明日の午後以降、徐々に運行可能となるようです。
すべての便がスケジュール通りになるにはまだ3日間ほどかかるとのことですが、それでもまずは一安心ですね。
あとはこれ以上の噴火がないことを願うばかりです。
日本でも詳しく報道されているようですので皆さん事情はご存知かと思いますが、今回のアイスランドの火山の噴火に伴うヨーロッパの空の航路の大混乱は、風向きが大きな原因でした。
火山が噴火し、たまたま風が南東に吹いていたため、火山灰がスカンジナビア諸国、アイルランド、英国の方面に飛んできた…というわけです。
ただ、私たちが生活している地上レベルにどっと灰が落ちてきたわけではなく、灰が留まっているのは飛行機が飛ぶような高いところ。よって、エンジンに灰が入って飛行機が止まってしまったら大変!ということで、航空規制がかかったわけです。
アイルランドの気象庁の予報によると、金曜日から風向きが南西に変わっていくとのこと。そして週末にかけて雨を伴うため、灰が洗われて影響が少なくなるようです。
かれこれ2週間近く晴れ間が続いているアイルランド。皮肉なことに、この好天気が灰を上空により留まらせてしまったんですね…。
ダブリンで足止めになっている旅行客も、滞在費の問題、身の回りのものの不足、さらに深刻なケースでは常備薬が切れそうになって病院へ行かなくてはならなくなっている人も。
風よ、早く南西へ吹いて!と叫びたい気持ちでおられることでしょうね…。
ところで今回噴火した火山の名前、皆さん、言えますか?
アイヤ……ト???
アイルランドの国営放送(RTE)のニュースでは、どのキャスターも「Icelandic volcano(アイスランドの火山)」で通しているみたいです(笑)。
今日のRTEラジオでは、キャスターが正確に発音出来たので、ゲスト皆で大絶賛していました…笑。
私の友人は、「i ya for got the youghurt(アイヤフォゴットザヨーグルト)」と覚えることにしたそうです。
これからヨーグルトを食べるときはいつも、火山のことを思い出してしまいそう…!

昨晩、ドリマウント・ビーチ(Dollymount Beach)にて。初めのうちは、火山灰で空が曇っているの?とご心配くださった方もおられましたが…こんなにきれいな空です!
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