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線路を越えて見に行くドルメン(ドルマノン・ドルメン)

アイルランド島内に200もあるという巨石古墳ドルメン(Dolmen)。
カウンティー・クレアのポルナブロン(日本のガイドブックで「巨人のテーブル」と言っているもの)など有名なものもありますが、訪れる人もあまりなく、人知れずたたずんでいるものも多いはず。
(ドルメンの定義については、この日のブログをご参照ください)

先日ボイルへ行ったときに、そんなドルメンのひとつであるドルマノン・ドルメン(Drumanone Dolmen, Boyle, Co. Roscommon)を見に行きました。

dolmenroscommon5
牧草地の中にどか~んとあるドルマノン・ドルメン

このドルメン、アクセスがユニーク。
ボイルからローカルの道路(R294)を5キロ程行き、車を降りて細い小道を歩くとゲートが見えてきます。

dolmenroscommon4

ゲートを開けると、なんとそこは線路。
それを渡ってもう一つゲートを開けると、牧草地の中に巨大古墳が見えてくる…というわけです。

dolmenroscommon1

予想外に立派で巨大なドルメンにびっくり。
朽ち果てたようなものを想像していたのですが、キャプスートンも脚の部分の石もちゃんと残っていました。

dolmenroscommon2
横に立つとこんなに大きい…!

後で調べてみると、ドルマノン・ドルメンのキャップストーンの大きさは4.5x3メートルで、国内で最も大きなものの一つだとか。
確かに、国内最大と言われるカーロウのブラウンズヒル(Brownshill Dolmen)や、ドネゴールのキルクルー二ー(Kilclooney Dolmen)よりも大きいんじゃないか…と思えたくらいです。

辺りを見回すとやはりここは高台になっており、おそらく周辺の別のドルメンもしくは通路墓などとコネクションがあるのでしょう。
きれいな夕焼け空も眺めることが出来、お気に入りのドルメンのひとつとなりました。

dolmenroscommon3
カウンティー・ロスコモンの夕日

OCN地球リレーブログでもアイルランド便りを書いています。(3月末まで)ぜひご覧ください!
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naokoguide

アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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