
体は大きいのに顔はとっても可愛いらしいんです♪
世界でいちばん背の高い犬として知られるアイリッシュ・ウルフハウンド。
その名のとおりアイルランド原産のこの犬。オオカミより足が速い唯一の犬種で、かつては番犬としてアイルランドのどこの農家にも普通に見られる犬だったそうです。
先日犬の取材をしていた時に、ダブリン近郊でウルフハウンドを50年にわたってブリーディングしているというケリーさんご夫妻と知り合いました。
そのご縁で、今回のTV番組の取材の撮影にもご協力いただけることとなり、昨日おうかがいしました。

ダブリン近郊のNutstown農場で12匹のウルフハウンドと暮らすケリーさんご夫妻。双子の犬デイジーとブローンはまだたったの6ヶ月…すでに巨大です!
18世紀初頭にアイルランドからオオカミが絶滅したのを機に、徐々に数が減ってしまったアイリッシュ・ウルフハウンド。愛好家たちの手により絶滅は免れたものの、今ではアイルランド本国でも200頭を数えるほどしかいないそう。
超大型犬のため、よほど広々した土地がない限りは、飼うのが難しいんですよね。

野生に戻ったかのように思い切りはしゃぐハウンドたち

お家の中も犬、犬、犬…!数々の賞でとったトロフィーや写真がいっぱい

今年81歳になるというジョンさんと、奥様のカトリンさん

こうしてみると、ほんとに大きい!
もともと農場を切り盛りしていたケリーさんご夫妻。
今から50年前たった一頭のアイリッシュ・ウルフハウンドを譲り受け、農業の傍ら育てているうちに、自然にブリーダーになったというケリーさん。多い時には25頭のハウンドを育てていたこともあったそう。
本格的にブリーディングしているところは、アイルランド国内でも5件ほどしかなく、ケリーさんは優秀なブリーダーとして国内外に知られているようです。
実はおとといのダブリンのセント・パトリックス・デーのパレードで、消防団を先導したのはここのお宅のペニーちゃんでした。(写真は
昨日のブログで)
元気いっぱいの犬たちを撮影するのはなかなか難しく、皆で大奮闘。
ジョンさんが犬と一緒に歩いてくるシーンを撮影したいのですが、ギャラリーに興奮気味の犬たちは走り回ってばかり(笑)。

お手伝いに来てくれたミックさんにむかって突進していく2頭

ジョンさんと歩くシーンを撮影しようと思ったのに、あ~、行っちゃった!

デイジーとブローンは若すぎてアクティブすぎるので、もうちょっと年をとった別の2頭で撮影しました。5歳半と2歳のチーフタンとフィンです

ゲージの中で背後から攻められるディレクターさん。フェンスの向こうで冷静に見ている一頭が可笑しい(笑)
今は農業も引退して、犬との暮らしを楽しむジョンさんとカトリンさん。
ウルフハウンドを飼ってみたいと夢見る人は多く、たくさんの人がやって来るそうですが、本当にふさわしいと思われる飼い手でない限り安易に子犬を売り渡すことはしないそうです。
「犬にも人間と同じようにホームが必要」と言うジョンさん。個人ではなく団体(消防団とか犬の協会とか)がウルフハウンドを欲しがることもあるそうですが、それも断っているそうです。
そんな優しいケリーさんのハウンドたちのとっておきのネタは、ここではまだ秘密。TVの放送でのお楽しみ…です!
放送日等が決まりましたら、またお知らせしますね。

ドノヴァンと、パレードで活躍したペニー。この子たちが楽しみにしているものは…?
★
OCN地球リレーブログでもアイルランド便りを書いています。(3月末まで)よろしかったぜひご覧ください!
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コメント
ふう
で、我が家にはボーダーコリーのあかちゃん、(2ヶ月)がやって来ました。
名前はブリーダーさんの所お同じくFionn君です。
2010/03/20 URL 編集
naokoguide
Fionn君、見てみたいです。かわいいでしょうね~。
2010/03/22 URL 編集
Aerlga G.G
2010/03/28 URL 編集
naokoguide
リレーブログの方の子犬、可愛いでしょう?先日、TV撮影でおじゃましたときには、もうかなんり大きくなっていました。こちらのブログでも近いうちに、子犬だけ紹介しようと思っています。
そう、犬のために裏庭はコンクリートに変えたそうです。さすが、よく気付かれましたね!
土曜日の「知っとこ!」に出ますので、ご覧くださいね!
2010/03/30 URL 編集