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  • 明日2月1日はケルト暦の立春。「インボルク(Imbolc)」と呼ばれ、古代ケルト語で「お腹の中」、「ヒツジの妊娠」、「発芽」といった意味があるそう。ヒツジの赤ちゃんが生まれ、植物も芽吹き始めるとき。そう、明日から春なんですね、少なくとも暦の上では!現代のアイルランドでは、2月1日は「聖ブリジッドの日 (St Brigid's Day)」としてより知られています。キリスト教の聖女ブリジッド(St Brigid, 453-524)は、火、詩、豊... 続きを読む
  • 今年最初の『赤毛のアン』仲間とのオンライン読書会は、『ニュームーンのエミリー(Emily of New Moon)』(1923年出版)がテーマでした。作者モンゴメリがアン・シリーズがひと段落して、というより、意思に反して10年以上もアンのその後…を書き続け、さすがにうんざりして(笑)、やっと次の主人公を世に出せる!と喜び勇んで発表した「ニュームーン・シリーズ」3部作の一作目。日本語版は『可愛いエミリー』(村岡花子訳、新潮... 続きを読む
  • 近ごろ、ピーナッツバターにはまってます!近所のベイカリーでふと手にしたメイド・イン・アイルランドのピーナッツバターがおいしくて、おいしくて。家でトーストを食べる習慣がないので、ぬる先がなく、瓶から直接スプーンですくってベロ~ンと食べていますが、それもいかがなものか…と思い、ピーナッツバターたっぷりのブロンディ(Blondies)を作りました。バター、砂糖、ピーナッツバター、卵、小麦粉などを混ぜ合わせて作る... 続きを読む
  • 今日は記念すべき、ナオコガイドの本業復活の日でした!振り返れば、2020年3月に観光シーズンを目の前にしてパンデミックとなり、その年のガイド業はゼロに。翌2021年はゼロではなかったけれど、送迎のみのご依頼だったため、ガイディング(観光案内)の機会はなし。そして本日、個人でダブリンを訪れてくださったお客様を市内観光にご案内し、パンデミック初のガイディングとなりました。なんと23ヶ月ぶりのダブリン市内観光、万... 続きを読む
  • イギリスの支配下にあったアイルランドが、独立運動/戦争を経て自治国家を樹立して、今年で100年になります。1919年1月より続いたゲリラ戦による独立戦争が21年7月に停戦、同年12月に英愛条約(Anglo-Irish Treaty)が締結され(ここで北アイルランドが分離)、翌22年1月にダブリンの議会を通過、イギリス総督府だったダブリン城が「無血開城」されてアイルランドに譲渡されました。一連の動きが年をまたいでいるため21年と22年の... 続きを読む
  • 国境を越えて北アイルランドのベルファーストへアイススケートに行った翌日は、アイルランド南部フォタ・アイランドの野外スケート場、アルペンスケートトレイル(Alpine Skate Trail, Fota Island, Co. Cork)へ。北へ南へとアイルランド島縦断スケートツアーみたいな週末でしたが、仮設スケート施設は1月いっぱいでシーズン終了してしまうので、今のうちに滑っておかなくては。ここへ来るのは先週末に続き2度目。→アイルランド唯... 続きを読む
  • アイススケート熱が高じて、ついにマイシューズを購入。週末はまたもや連日スケート三昧し、さすがに疲れて今日は全身ガクガクです(笑)。子どもの頃、オランダを舞台にした『銀のスケート靴』という物語が大好きでした。銀じゃないけど白いスケート靴、嬉しい!⛸新品のシューズを質の良い氷の上で試したくて、SSEアリーナ(SSE Arena, Belfast)の一般開放日に合わせて、再び国境を越えてベルファーストへ。アイルランド唯一のア... 続きを読む
  • レストラン激戦区のダブリンのカムデン地区で、かれこれ10年以上定評を保つビストロ風レストラン、カムデン・キッチン(Camden Kitchen, Dublin 8)。パンデミックですっかりご無沙汰していましたが、昨晩友人たちと久しぶりにディナーへ。以前からお気に入りのレストランでしたが、肩の凝らない居心地の良さと、洗練された素材のチョイスとおいしさにあらためて感激しました。シティセンターと住宅地の境い目あたりの路地にたたず... 続きを読む
  • オミクロン株が予想に反して速いスピードでピークアウトしたことを受け、本日政府より現行の制限緩和についての発表があることは報じられていましたが、まさかここまで一気に緩和されるとは!12月初めに、オミクロン株への懸念から再導入された制限の数々は、明日(1月22日)の朝6時をもって撤廃されることに。え~、明日の早朝からって、早っ!嬉しいけれど、過去2年間近く、制限があることが普通になってしまっていたし、その中... 続きを読む
  • 先日作った、アイルランドの海藻食代表、カラギンモスのブラマンジェがあまりにおいしくて、やみつきになっています。カラギンモス・ブラマンジェのことを「『赤毛のアン』とアイルランド」についてのオンライン講座でご紹介したところ、新潟名物の「えご」に似ていますね、と感想をお寄せくださった方がありました。さすが海藻食先進国のジャパン、類似のものがちゃんとあったんですね。「えご」の原料はえご草という海藻で、近年... 続きを読む
  • 先日スケートをしに行ったコーク郊外のフォタ・アイランドは、タイタニック号の最後の寄港地として知られるコーヴ(Cobh, Co. Cork)へ車でほんの10分ほどの距離。せっかくなのでコーヴへも足をのばし、久しぶりに町の名所散策&ランチを楽しみました。高台にそびえるコーヴのシンボル、聖コルマン大聖堂(St Colman's Cathedral)。1868年に建設が始められましたが、資金不足などの理由から完成にこぎつけたのは半世紀後の1919年... 続きを読む
  • ここ数日、オファリー県タラモア(Tullamore, Co. Offely)で起こった痛ましい殺人事件のことが、連日ニュースで取り上げられています。先週水曜日の午後4時頃、23歳のアシュリン・マーフィー(Aisling Murphy)さんという女性が自宅近くの運河沿いをジョギング中に襲われ、帰らぬ人となりました。犯人はまだ捕まっておらず、動機など詳しいことはわかっていませんが、単独犯による通り魔的犯行と見られています。小学校の先生だっ... 続きを読む
  • この冬、アイルランド南部コーク近郊にオープンしたアルペンスケートトレイル(Alpine Skate Trail, Fota Island, Co. Cork)へ行ってきました。アイルランド初&唯一の、野外スケート施設です。サファリ形式の動物園フォタ・ワイルドライフ・パーク(Fota Wildlife Park)の入り口の、森の中にあります入場口を入ったとたん、ウィンターマジックの雰囲気満点。車の上に積まれたトランクの上にリスがいるのですが、灰色リスではな... 続きを読む
  • 1月中旬にピークを迎えると言われ続けていたオミクロン株による感染者増ですが、ここ数日、緩やかに減少傾向にあります。入院や重症者の数も増えたり減ったりで、急激な増加はないとのこと。このまま落ち着いていくのでしょうか。昨日より感染者及び濃厚接種者の行動制限のルールが変わり、さらに緩和が進められました。感染者は隔離期間がこれまでの10日間から7日間に、ブースター接種を完了している人は濃厚接触者になってももは... 続きを読む
  • NHK文化センターのオンライン講座「『赤毛のアン』で歩く、ケルトの島・アイルランド」、本日無事にライブ配信させていただきました。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!準備万端となり、配信開始までリラックスして待機する時間が好き♪恐れ多くも、PCの高さ調整にはモンゴメリの日記選集を。厚さと安定感がバッチリなのです昨年秋から同様のテーマで数回トークさせていただいているので、『銀の森のパット』のジュ... 続きを読む
  • 久しぶりにスキーに行ってきました!ダブリン市街地から車で30~40分ほど、ウィックロウとの県境にある国内唯一のスキー練習場(Ski Club of Ireland, Kilternan, Co. Dublin)。雪のないアイルランドでただ一箇所、スキー&スノーボードが出来る場所です。一昨年~昨年の秋冬はロックダウンや行動制限の合間をぬってよく来ていましたが、この冬はスケートに夢中でスキーのことは忘れていました。友人ニーヴに誘われてほぼ一年ぶり... 続きを読む
  • パンデミックが始まって1年10ヶ月。アイルランドにおける新規感染数の合計は、昨日までで100万件に達したそうです。アイルランドの人口は500万人。ひとりが複数回感染しているケースはごく少数だと仮定すると、5人に一人が新型コロナウィルスに感染したことになります。5人に一人…!友人知人との会話も、最近は「一族の誰々が感染しちゃった」というのではなく、「うちの一族はラッキーにも一人しか感染してない」といったふうに変... 続きを読む
  • 今週14日(金)に迫ったオンライン講座「『赤毛のアン』で歩く、ケルトの島・アイルランド」の準備していたら、食べたくなって作ってしまったあるモノ。「ミッシーの部屋」(『時の扉の向こうには』L.M.モンゴメリ作/リー・ウィルムズハース編/いぬいななこ訳、篠崎書林に収録)という短編に「矢筈角又(やはずのつのまた)のゼリー」(Irish moss jerry)として登場する、カラギンモスのブラマンジェです。大きな容器でたっぷり... 続きを読む
  • 昨日は新規感染者が26000人強と発表され、またもや記録更新。今後1週間がオミクロン株のピークであろうと言われていますが、コロナになんぞ負けていられません!昨今火がついた私のアイススケート熱がついに周囲に伝播し、昨日は嬉しいことに大勢の仲間がリンクに集いました。大人&子ども総勢13名でイェ~イ!ダブリン市内ブランチャーズタウンのアイススケートリンク(Ice Skating Blanchardstown)にて友だちの友だちはみな友だ... 続きを読む
  • アイルランド西海岸沖の石だらけの離島、アラン諸島(Aran Islands, Co. Galway)で生まれたアランセーター。凝った編み込み模様が特徴のセーターで、1950~60年代に島の特産品として見出され、今やアイルランドを代表する伝統工芸のひとつとしてその地位を獲得しています。大量生産の時代となり、今ではアランセーターはアイルランド全土のお土産物屋さんで安価で購入できますが、そのほとんどが機械編みの品で模様もワンパターン... 続きを読む

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アイルランド公認ナショナル・ツアーガイドの山下直子です。2000年よりアイルランド在住。趣味はサーフィン、アイススケート、バラ栽培、ホロスコープ読み、子供の頃からのライフワーク『赤毛のアン』研究。長野県上田市出身。

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2023年11月27日(月)京都
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2023年12月2日(土)東京すみだ
2023年12月3日(日)所沢
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