さわやかな初夏の朝にレディ・エマ・ハミルトン(Lady Emma Hamilton)が見事な花を咲かせました。ネルソン提督の愛人で、画家たちがこぞって描いたといういう18~19世紀の美女の名です冬が終わり、春から夏へ…と季節が刻々と変わる中を新型コロナ禍を過ごしているわけですが、これまでのところアイルランドが何かラッキーかって、お天気。決して天候が安定していることで知られている国ではないにもかかわらず、せめても天気だけ...
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『アンの娘リラ』に出てくるアイルランド・ネタ① 「アイルランド人のノミ」とは?…に続き、第2弾です。この話は2003年5月、なんと今から17年も前になりますが、私が中学生の頃から入っている『赤のアン』の会の通信に投稿し、メンバーの中で原書を調べ合ったりして盛り上がった話題です。当時の投稿エッセイをもとに、『アンの娘リラ(Rilla of Ingleside)』に出てくる「ティペラリーの歌」について考察します。第一次世界大戦下...
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付箋のびっしりついた愛読書を傍らに。スーザンが作るのとはちょっと違ってしまったけれど…毎回のオンライン読書会に合わせて、物語に出てくるお菓子を作るのが恒例になってきました。今回のお題は『アンの娘リラ(Rilla of Ingleside)』。お料理を習い始めたばかりのリラが高望みして挑戦して失敗し、「窯からひらめのように平たくなって出てきた」シュークリーム(cream puffs)にトライしてみようかと思ったけれど、きっと私も...
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明日のオンライン読書会に向けて、ここしばらく『アンの娘リラ(Rilla of Ingleside)』を読み返していました。アン・シリーズ最終作で、アンの6人の子どもたちの中の末っ子リラが主人公。牧歌的な少女時代を過ごしたアンとは違って、第一次大戦禍で青春を送ることになったリラの成長を軸に、戦時下の人々の暮らしや心情が見事に描かれています。涙なしでは読み進めることの出来ない、シリーズ中特に好きな一作。明日の読書会でア...
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